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プラ汚染問題、一過性で終わらせないために

2018年09月21日 03時00分 更新

記者:吉田修平


  • 吉田修平(よしだ・しゅうへい)長崎市出身。2004年入社。朝倉支局、筑豊総局、経済部などを経て、2017年8月から東京支社。流通業、製造業など民間企業と財界を担当。「東京砂漠」を精力的に歩く日々。入社後、右肩上がりを続けていた体重は最近、下降傾向に。自身では「ヤマは越えた」とみている。

 これまでは金融を担当していたが、8月に担務が変わった。新たな担当は、流通や製造業など割と生活に身近な業種だ。

 外食や食品メーカーを取材する中でよく見聞きするのが、プラスチック製の容器やストローの取り扱いについて。海洋などに捨てられたポリ袋などをウミガメや魚、鳥などが誤って飲み込み、死骸の内臓から発見されたというニュースを見聞きした人も少なくないだろう。

 こうしたプラスチックごみによる汚染をなくそうと、業界でも少しずつ動きが出てきた。

 海外ではコーヒーチェーン大手のスターバックス、国内ではファミリーレストラン「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスがそれぞれ、2020年までに国内外の店舗でプラスチックストローを廃止すると公表。米マクドナルドも紙製ストローの導入を決めた。

 ただ、こうした動きは一部にとどまる。経営者からは「どういう形でやるのがお客さまの利便性を損なわないか、業界全体の流れを見たい」(スシローグローバルホールディングスの水留浩一社長)といった“様子見”の声を聞くことも少なくない。

 たしかに、プラスチックの代替品を導入するとなれば、企業としてはコストとの見合いなどの課題もあるだろう。ただ、私が懸念しているのは、そうこうしているうちに、世間の「熱」が冷めてしまわないかということだ。

 声を上げる人が少なくなり、環境問題に取り組む企業が増えなければ、一部の企業の努力も水泡に帰す。いま取りざたされている海洋汚染問題を一過性で終わせてはいけない。継続的にウオッチしたいと思う。










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