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佐賀県庁に「脱・お役所食堂」 カフェ風の公共空間 木調のデザイン、県産野菜を前面に

2018年09月23日 03時00分 更新

記者:稲葉光昭


  • 県庁地下にオープンしたカフェ風の食堂。県産木材が使われ、おしゃれな公共空間になっている

  • コーヒーや紅茶、ケーキなど充実した喫茶メニューを注文できるカウンター

 佐賀県庁新館の地下1階の食堂が19日、リニューアルオープンした。従来の職員向けとは異なるカフェをイメージし、デザインは東京の建築事務所のデザイナー清水襟子さん(25)が担当。飲食物は佐賀市内でカフェ4店を経営する吉野ケ里町の清田祥一朗さん(37)らが県産野菜を使って提供する。「脱・お役所食堂」の効果で、県民が気楽に立ち寄れる公共空間として人気を集めそうだ。

 広さは380平方メートルで計130席。「カフェやホテルのラウンジのように誰もが使える公共空間」を目指し、昼食のほか、飲み物を片手に来庁者が談話やパソコンを操作したり、職員が打ち合わせしたりする場を想定。「このような食堂の例は他県の県庁では聞かない」(県人事課)という。

 清水さんは「県産材を使った室内にして」という県の発注依頼を受け、本来ならば柱に使う構造材を思い切ってテーブルや間仕切りに用い、テラス風の明るい空間を演出。「映写機を置けばイベントにも使える。誰でも入れる特徴を生かして」と多様な活用を期待する。

 この日、営業が始まった食堂のメニューも、従来のとはひと味違う。週替わりのランチ(750円)はプレートに盛られて野菜や主食の彩りが鮮やか。米や野菜は県内産の無農薬や減農薬のものにこだわる。コーヒーやソフトドリンクは約20種類を用意し、ケーキ(450円)やパフェ(650円)などデザートも充実させた。

 清田さんは「役所の食堂のイメージを変えようと意識した。県職員だけでなく外部の人も利用する場所なので食材にもこだわった」と語る。今後は佐賀のご当地グルメ、シシリアンライスなどもメニューに加えるという。

 初日は正午前から利用者が増えてにぎわった。一般客の50代男性は「明るい雰囲気で良かった。また食事したい」と話した。営業は平日の午前10時〜午後6時(ランチは11時半〜午後2時半)まで。










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