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「かぶりもの」から見た福岡(後) ギンギラ太陽's・大塚ムネトさん 第5次流通戦争?街は連続ドラマだらけ 

2018年10月02日 03時00分 更新

記者:福間慎一、石田剛


  • 今はない「ショッパーズダイエー」のかぶりものをかぶった大塚さん(右奥)ら劇団のメンバーたち

  • 倉庫にはたくさんのかぶりものがある。まるで小さな福岡の歴史館だ

 福岡市を拠点に活動する劇団「ギンギラ太陽’s」。1997年2月の旗揚げ以来、かぶりものでビルや乗り物を演じ、福岡の街を描いてきた。都心の大規模再開発や相次ぎオープンする新施設で激変する福岡。主宰の大塚ムネトさんに、かぶりものを通して見える街の風景と、今後の展望を聞いた。

前編:“許されて20年”すべては取材から はこちら>

「ららぽーと」どんなキャラに

 ―今年、福岡市にはいくつもビッグニュースが生まれた。青果市場跡地(博多区)に「ららぽーと」の進出が決まり、11月にはホークスタウンモール跡地(中央区)に「マークイズ」がオープンする。出店ラッシュで、福岡は「第5次流通戦争」と言ってもいい状況だ。

 大塚 最初は天神に凝縮したエリアで始まった福岡の流通戦争は、どんどん戦いが広がっている。「5次」ともなると、福岡だけの規模じゃなくなる。アジア、九州、関西をどう巻き込むか…。そのスケール感は、流通を定点観測している自分としてはわくわくしているが、現場は大変だろうなあとも思う。

 気になるのは、もう流通業界では「あの手この手」が出尽くした感がある。「コト消費」の次には、どんな手があるんだろう。

 ―天神以西最大のショッピングモールになるマークイズは「まいにちも、とっておきも」を掲げている。

 大塚 イメージ的には、キャナルシティのようなイメージかなという感じだけど、もちろんまだ想像はつかない。あのときのキャナルは、「良いところ取り」という感じだった。映画館がありおしゃれな店があり、ダイエーが頑張っていた。そして雨に濡れなかった。

 マークイズはホークスタウンの反省を踏まえて、普段使いとハレの合体。西新とあわせて、「西の中心」をもう一度目指すのかなと思っている。ホークスタウンの再開発は、まだ「(福岡の)第三極」になりうるのではという感じがある。

 ―その一方で、ららぽーとは商圏がはっきり分からないという指摘もある。

 大塚 (入居する)キッザニアは強いけれど、平日や、近所の普段使いにとってどうなるのか楽しみ。休みの近所の人は毎日行くのかな…その辺を「分かってて進出する」ららぽーとを、こちらは楽しみに待ち構えている。


最新作「解体と共に去りぬ」の一場面。手前左からエルガーラ、天神コア、福岡パルコ
天神交差点から見た、福岡ビルや天神コアの建て替え後の建物外観イメージ。風景はどう変わるのか
劇団員と演技について話し合う大塚さん
「3枚作ったが、思いのほか“爆買い”ブームが早く終わって出番がなくなった」という銀聯カードのかぶりもの。流通を巡る動きは激しい









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