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伐採、丸太輪切り…林業の職人技競う 24日、福岡・みやこ町で大会

2018年10月15日 03時00分 更新

記者:佐伯浩之


  • ヒノキを伐採する競技者=昨年11月(県行橋農林事務所提供)

  • 京築地方ナンバーワンを競う選手たち=昨年11月(県行橋農林事務所提供)

  • 今年5月、青森市で開かれたJLC(県行橋農林事務所提供)

 福岡県行橋市の県行橋農林事務所(山田正秀所長)は24日、みやこ町犀川鐙畑(あぶみはた)の民有林で「林業労働安全大会 チェーンソー競技会」を開く。京築地方は県内有数のヒノキの産地で、「京築ヒノキ」のブランドで全国に売り出し中。参加者はヒノキの伐倒や丸太の輪切りなどを競い、同地方ナンバーワンの「森の職人」を目指す。

安全性向上、後継者育成狙う

 競技会は、同事務所と京築地方の二つの森林組合が実行委員会を結成し、安全性の向上と林業従事者の育成を目的に開催。昨年11月に築上町本庄の民有林で初めて実施した。県内では、同様の競技会が筑後地方でも開かれている。

 今回の会場は、樹齢50年以上の京築ヒノキが育つ山深い山林で、9人が参加予定。競技会の提唱者で、同事務所の竹内寿一林業振興課長(56)は「林業に従事している人たちの励みにしてほしい。作業手順の確認をすることで安全に仕事をする意識付けにもなる」と語る。

 競技は(1)ソーチェーン着脱(2)伐倒(3)丸太合わせ輪切り−の3種目。このうち、伐倒は、ヒノキ(直径28〜32センチ、高さ20メートル以上)を設定した目標物に目がけて倒す競技で、チェーンソーの技術に加え、伐採作業の正確さが問われるという。

 採点は、竹内課長ら同事務所職員に加え、豊築森林組合(豊前市)、京都森林組合(みやこ町)職員の計11人が行い、優勝者を決定する。

林業知る機会に

 県によると、県内の林業従事者は687人(2016年度)で高齢化が進んでおり、全国的にも若手従事者の育成が課題だ。

 全国森林組合連合会(東京)なども、林業技術と安全作業の向上などを目的にチェーンソー競技を実施しており、「日本伐木チャンピオンシップ(JLC)」と銘打った大会を企画。優秀者が「世界伐木チャンピオンシップ(WLC)」に出場するなど、後継者育成に力を入れている。

 竹内課長は今年5月、今後の競技会の参考にするため、青森市で開かれたJLCを視察。「京築地方の林業の仕事を一般の人に知ってもらう機会を、これまで以上につくりたい」と話している。










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