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有川―佐世保 「廃止」を「休止」に 破綻の旧会社が方針転換 五島航路

2018年11月12日 03時00分 更新

記者:中原岳、布谷真基

「なぜ?」首ひねる行政関係者

 五島列島と長崎市などを結んだ五島産業汽船が経営破綻した問題で、同社が九州運輸局に届け出た有川(上五島)−佐世保航路の「廃止」が「休止」に変更されたことが分かった。変更は、廃止が発効する2日前。当初は10月中旬に予定した破産手続きも進んでおらず、不可解な行動に行政関係者らは首をひねる。

 同社は9月25日に同航路の10月25日での「廃止」を、その後に鯛ノ浦(上五島)−長崎の「休止」を届け出た。廃止は運航事業の撤退を意味するが、休止には再開や他社へ譲渡する可能性が残される。

 届け出後に同社は従業員の大半を解雇したが、解雇された一部が新会社を設立。休止した鯛ノ浦航路の事業を旧会社から譲渡され、運航を再開している。譲渡の認可は、申請からわずか6日後。すべては旧会社の狙い通りだった、とみる向きもある。

 九州運輸局によると、今回、旧会社は有川−佐世保の廃止を取り下げ、11月22日から来年11月21日まで1年間の休止を新たに届け出。旧会社自体には事業を継続する体力はなく、新会社も再開した鯛ノ浦航路の運航で精いっぱい。五島航路を担うもう1社の九州商船は既に有川航路を運航している。現時点では、事業を継承する会社は見当たらず、わざわざ休止にする理由が見当たらない。

 突然の方針転換に、県の離島航路担当者も「なぜ?」と真意を測りかねる。

 一方、旧会社の破産手続きはいまだ始まらず、代理人弁護士は西日本新聞の取材に「早ければ週内にも」と説明するが、これまでも時期を先延ばししている。一連の行動にどんな思惑があるのか、見通せない。










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