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合瀬耳納トンネル開通 八女市星野村−うきは市浮羽町 防災、観光振興に期待

2018年12月09日 03時00分 更新

記者:糸山信


  • 合瀬耳納トンネルの開通を記念し、うきは市側で行われたテープカット

 福岡県八女市星野村とうきは市浮羽町妹川地区を結ぶ合瀬耳納(おうぜみのう)トンネル(2・6キロ)が8日、開通した。従来の峠越えルートは道が険しく、冬場は路面凍結による通行止めが多発していた。観光振興のほか、災害時の避難路として地元の期待は高まっている。

 トンネルは、県道八女香春線の一部。合瀬耳納峠(標高約570メートル)を越えるルートを短絡するため、県が取り付け道路を含むバイパス約4・6キロを新たに整備した。所要時間は従来の約20分間から約7分間に短縮された。

 2012年の九州北部豪雨では、県道八女香春線が寸断され、星野村は一時孤立状態となり、住民生活に影響が出た。トンネル開通は災害時に命を守る手段としてあらためて期待を集めている。

 この日、現地であった開通記念式典で、八女市の三田村統之市長は「災害はいつ起きるか分からない。発生後にどう命を守るかが重要だ。次世代の子どもたちが安心して暮らしていくためにも、トンネルは本当に心強い」と歓迎した。

 うきは市の高木典雄市長は「観光分野などで両市の交流を深め、13分という時短効果の何倍もの成果が上がるよう努力を続けたい」と話した。

 トンネル建設を巡っては、合併前の旧星野村と旧浮羽町の住民が中心となり1996年、事業促進期成会を結成。地元機運の高まりを受けた県が2007年に建設を決め、14年7月に着工した。しかし想定よりも地盤が弱く、工事が難航したため完成は当初見込みより2年近く遅れ、整備費は総額約125億円となった。










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