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【動画あり】小学生が1時間でゲームを作る 福岡発のプログラミングアプリで「しくみデザイン」が授業

2019年01月31日 03時00分 更新

記者:福間慎一


  • 説明を聞きながらゲーム作りに挑戦する児童

  • 中村さん(左)が見守る中、自作したゲームを発表する児童


 文字や数字を書くのではなく、記号や形といった視覚的なアイコンを使ってコンピューターのプログラムをつくる「ビジュアルプログラミング」でゲームを作る体験授業が、福岡市早良区の西南学院小学校であった。2020年には小学校でプログラミング教育が必修化。子どもにも取り組みやすいビジュアルプログラミングは関係者の間で関心が高まっているという。

 授業を行ったのは、福岡市のソフトウェア開発会社「しくみデザイン」CEOの中村俊介さん。同小学校のITクラブに所属する4〜6年生19人が、同社が開発したビジュアルプログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」を使って、節分の鬼退治をテーマにしたゲーム作りに挑戦した。

 アプリはアイコンを使って直感的に操作することが可能。タブレット上に描いた絵を指示通りに動かしたり、操作に対する反応などを設定したりと、自由にプログラミングすることができる。これを組み合わせることで、ゲームになる。

 鬼退治のゲームはおおまかに、次のように組み立てた。
1:豆と「ます」、そして鬼の絵を描く
2:画面全体に「重力」を設定し、豆に適用する(固定されたますの上に豆がとどまる)
3:「勝ち」の画面をつくる
4:線を書いて、鬼の動きを指示する
5:豆が鬼にあたったら「勝ち」などの文字が表示される画面に移るように設定する

 子どもたちは中村さんの操作説明を受けながらゲームの基本的な部分を20分程度で作成した。その後は20分間で試行錯誤しながらアプリを操作。豆を大量にコピーして増やしたり、鬼の前に障害物を置いたり、鬼に当たっても効果のない豆を設定したりして、ゲームを思い思いにアレンジした。

 6年生の男子は「最初は戸惑ったけど、すぐにやり方がわかった。どんどん自分で面白いゲームが作れる」。4年生の女子は「今まで習ったことのないプログラミングを学べてよかった。新しいことが分かるのが面白い」と話していた。

 中村さんは子どもたちに「『どうしたらもっと面白くなるだろう』と考えよう。ゲームは遊ぶより、作る方が面白い」とアドバイス。取材に「子どもたちはたった20分間で操作を覚え、自己流にアレンジまでできたので驚かされた。場所とツールさえあれば子どもたちは自由にプログラミングする。ツールは開発できたので、試行錯誤しながら学ぶ場所をどう設けるのかがとても大事になる」と話した。


※動画:アプリでゲームを作る様子。視覚的なアイコンで操作する(※再生速度を2倍にしています)










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