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【街みらい】外国人留学生 北九州で学び、働きたい 弁論大会、多様な国籍で活況

2019年02月23日 03時00分 更新

記者:内田完爾


  • 記念撮影する日本語弁論大会の出場者たち

 人口減少や働き手不足といった課題解決に向け、さまざまな分野で外国人材の受け入れが進む北九州市。日本での就業を目指す外国人留学生も、数多く暮らしている。国籍の多様化は進み、日本語学習は教える側、学ぶ側双方に熱が入る。日本語学校の北九州YMCA学院(小倉北区鍛冶町)が、22日に北九州国際会議場(同区浅野)で開いた日本語弁論大会では、北九州で学び、懸命に根ざそうとする外国人留学生たちの意欲あふれるスピーチが会場に響きわたった。

 「日本は高齢化社会を迎えた。留学生の拡大は私たちに大きなチャンスです。日本語を頑張って勉強しましょう」。中国人学生は力を込めた。1次審査を突破した10人が、自由なテーマで数分スピーチ。日本語の失敗談を話したベトナム人学生のグエン・ティ・ガンさん(25)は「卒業後は日本の旅行会社に就職したい。帰国してからも在留日本人を相手に仕事ができる」と夢を語った。

 北九州YMCA学院は1990年創立。北九州市内で最初にできた日本語学校で、29回を迎えた日本語弁論大会も市内で最も長い歴史がある。学生の構成は約10年前までは9割近くを中国人が占めていたが、現在は15カ国・地域の学生約430人を受け入れている。最多はベトナム人194人。中国人106人、ネパール人45人と続く。

 出身国の多様化を受け、学院では非漢字圏の留学生を対象にした「ゆっくりコース」を数年前に設置。学習カリキュラムを組み直し、読み書きが苦手な外国人留学生にも対応する。会話力は全体的に向上しているという。学院の福山武志校長は「南アジアや東南アジアの学生はヒアリング力が高く、日本語習得が早い。多様で高度な人材を輩出できている」と力を込める。

 別に外国人留学生の弁論大会を開催する北九州国際交流協会(八幡西区黒崎)では、過去の優勝者は大学生ばかりだった。近年は、日本語学校からの入賞者が増えたという。協会の平城信明事業推進課長は「アルバイトに力を入れる傾向があった日本語学校の学生に意欲の高まりを感じる」と指摘。「法改正などで、多くの外国人が働きやすくなると見込まれ、学生たちのやる気につながっているのではないか」と話した。










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