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阿蘇、草原再生へのろし 熊本地震で中断 3年ぶり野焼き

2019年02月25日 03時00分 更新

記者:佐藤倫之


  • 3牧野組合が連携し、3年ぶりに実施された阿蘇山北側斜面の野焼き=24日午後2時ごろ、熊本県阿蘇市

 熊本地震で山道が被災したために中断していた阿蘇山北側斜面(熊本県阿蘇市)の野焼きが24日、3年ぶりに実施された。地震後に荒れ果てていた牧野に火が入ったことで、春にはキスミレやハルリンドウに彩られた草原が復活する。

 野焼きの対象は小堀、西町、東役犬原(やくいんばる)の3牧野組合が管理する258ヘクタール。熊本地震で牧野に続く山道が寸断されたが復旧した。

 延焼防止には3組合の連携が不可欠。農家の高齢化や人手不足もあり、野焼き再開に難色を示す声もあったが、ボランティア約70人の協力も得て実施した。

 阿蘇地域の野焼きには千年の歴史があり、2万2千ヘクタールに上る草原での営みは「世界ジオパーク」の構成資産に認定されている。地震後に1200ヘクタールの野焼きができなくなったが、このうち半分ほどは今季、野焼きが行われる予定。同県南阿蘇村の多くでは再開できないでいる。

 西町牧野の家入春喜組合長(67)は「(野焼きの中断で)牧野では人の背丈までススキが伸び、段差や亀裂もあるので牛のけがも心配だった。草原景観の再生にもつながる」と話した。










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