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鶏卵素麺、破産企業の創業家も復活

2013年06月25日 03時00分 更新

記者:中山憲康


  • 「鶏卵素麺」が販売される福岡空港の土産物売り場

  • 江戸時代から製法が受け継がれてきた銘菓「鶏卵素麺」

 昨年11月に自己破産した老舗和菓子店「松屋菓子舗」の創業家が、看板商品だった「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」の生産を開始した。創業者以来、代々世襲されてきた当主「松屋利右衛門(りえもん)」の名で工房(福岡市中央区)を新たに設立。既に、福岡空港の土産物売り場などで販売している。

 松屋利右衛門は、江戸時代の1673(延宝元)年に松屋を創業した初代当主。初代が作った卵を使った南蛮菓子「鶏卵素麺」は福岡藩にも献上されていたという。新工房の代表は、13代松屋利右衛門さん(43)=本名松江光=で、伝統製法を知る職人とともに再スタートを切った。

 福岡市に現存する最も古い和菓子店とされていた松屋菓子舗の名は自己破産後、今年3月に鹿児島市のかるかんメーカーに工場(福岡市西区)とともに買収されたため、使わない。13代は「歴史ある菓子職人の系譜を途絶えさせるわけにはいかない。『復活させて』という声にも応えるため、伝統の鶏卵素麺を作り続けたい」と話している。

 「一本」(1050円)と八つに小分けした「たばね」(1470円)を販売。当面は自前の店舗を持たず、福岡空港第2ターミナル2階の玉屋食品と、JR博多駅博多デイトスのきららの土産物コーナーで販売する。松屋利右衛門工房=092(406)9933。








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