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アビスパ新社長に野見山氏就任 「福岡の潜在力」発揮に意欲

2014年01月15日 03時00分 更新

記者:向吉三郎


  • 就任会見するアビスパ福岡の野見山篤社長=14日午後、福岡市博多区(撮影・菊地俊哉)

 経営危機の責任を取って前社長が退任したJリーグ2部(J2)アビスパ福岡は14日、福岡市で臨時株主総会と取締役会を開き、日本サッカー協会元副技術委員長の野見山篤氏(57)を新社長、福岡市から出向する同市の前文化振興部課長の樽見哲氏(50)を取締役に選任した。11月に退任した大塚唯史前社長の業務を代行していた下田功専務は取締役を退任した。

 福岡県飯塚市出身の野見山氏は記者会見で「経営を安定させ、市民との信頼関係を構築したい」と強調した。昨季もJ2で14位と低迷したアビスパは昨年10月に経営危機が表面化し、11月に大塚前社長が退任を表明。株主の福岡市を中心に「経営とともにチームづくりができる人物」の人選を進めていた。

 地元福岡の経済界や行政出身の社長が多かったアビスパで、他のJリーグクラブの運営を経験した初の社長。早大で前日本代表監督の岡田武史氏らとプレーし、住友金属ではJ1鹿島創設とブラジルの国民的英雄ジーコ氏の招へいに関わり、鹿島が日本を代表するクラブとなる礎をつくった。

 外部から見たアビスパの問題点を「(経営、強化ともに)方向性があちこち変わっていた」と指摘する。今後はクラブとして「情報を共有して全員が同じ方向に向かう」ことで、福岡市だけで人口150万人を超える「福岡の潜在能力」を引き出したいという。

 最近2年間、ホームゲームの入場者数はリーグ平均を下回る1試合平均5千人台。今後は福岡県サッカー協会と日程を協議する方針で、入場者増へ「ホームゲームの日はなるべく大会を組まないようにお願いし、子どもが観戦しやすい環境をつくりたい」と話す。

 鹿島や日本協会で手腕を発揮した強化・育成分野に関しては、「地元密着」をより鮮明にする。チーム強化でも、高校や大学に強豪チームが多い福岡や九州の有望選手の獲得を最優先する方針を打ち出した。

 アビスパは2015年1月期決算で債務超過、もしくは3期連続で赤字を計上するとJリーグ退会となる。経営手腕は未知数の部分もあるが、「鹿島の初期は(営業も含め)全てをやった」と自信を見せる。クラブの経営再建、J1再昇格へのメドを「3、4年」とした野見山氏の手腕が注目される。










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