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ホームレス、窮地 増税に加え、収入源の缶回収も禁止に

2014年03月23日 03時00分 更新

記者:森井徹


  • 生活の拠点にしている公園で休憩するホームレスの男性。「4月から生活できるだろうか」と不安を語った=19日、福岡市博多区

 4月を前に、福岡市のホームレスたちに生活への不安が広がっている。消費税増税に加え、収入源のアルミ缶の回収が市の条例で禁止される見込みなのだ。増税の緩和措置として低所得者に支給される臨時福祉給付金も、住民登録をしていなければ原則もらえない。同市博多区の公園で暮らす男性(65)はベンチに腰掛けてため息をついた。「今がぎりぎり。来月から生きていけるだろうか」

 男性は建設会社の日雇いの仕事をしていたが、体を壊した。次の仕事は見つからず、貯金が尽き、路上生活になった。自力で生きるために行き着いたのが、アルミ缶の回収だ。始めて12年になるという。

 燃えないごみの回収日を見計らい、自転車でマンションのごみ置き場などを回る。業者に缶を持ち込むと1キロ110円で買い取ってくれる。丸1日で集められるのは10キロ程度。最近はトラックでごっそり持ち去る業者がいて、10キロ集まらない日もある。雨の日は収入ゼロだ。

 市は悪質な回収業者への対策として、アルミ缶などを持ち去る行為を禁止する条例を4月1日から施行する方針だ。7月からは罰則も付く。










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