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プロ野球経験者の圧倒的な「体のメンテ」サービス

2014年07月16日 03時00分 更新

記者:古川武史氏


  • 古川武史氏(ふるかわ・たけふみ) 福岡県出身。1973年生まれ。筑波大学第一学群自然学類(化学主専攻)卒。外資系製薬会社に約4年間在籍後、2000年8月朝日監査法人(現あずさ監査法人)入所。01年6月朝日ビジネスコンサルティングとして分社化後、03年12月取締役に就任。06年5月社長就任。朝日ビジネスマーケティング社長、朝日ビジネスシステム会長兼任。また、特定非営利活動法人九州・アジア経営塾にて、九州、日本およびアジア、ひいては世界の経済の将来を担う「人材」を九州から輩出することを目的にプログラム・アドバイザーとしても活動を続ける。趣味は野球、ゴルフ。

  • 「坂本充トータルケア」の中。坂本氏は野球選手として活躍していたこともあり、野球選手の友人も多い

  • ここでさまざまな「体のメンテナンス」サービスを受けます

古川武史氏(朝日ビジネスコンサルティング社長)

 この記事を書いている今、博多の町は、まさに山笠一色です。記事が掲載されるころには、追い山も終わっているでしょうが、博多の夏がスタートしようとしています。

 さて、今回の「ヒットの科学 九州版」では、「体のメンテナンス」という観点から展開されているビジネスについて見ていきたいと思います。

 最近、空港や駅、そしてショッピングモールなどでよく見かけるようになった看板と言えば、皆さんは何を想像されますか?

 私は、40代という年齢を迎えたせいなのか、あるいは、本当によく見かけるようになって気付くようになったのかは自分でもよく分かりませんが、ボディーケアやマッサージの看板を見かけるようになりました。10年程前であれば、それほど見ることはなかったように思いますし、気にかけることもなかったことです。マッサージと言えば、出張時にホテルで頼んだりしていただけですし、「マッサージをやってくれるお店がどこにありますか?」と聞かれても、答えることはできなかったように思います。

 それが、今、こんなに身近に、こんなに数多く見られるようになったのです。特に、博多駅付近の地下街には数多くの店が出店しています。天神も地下街だけでなく、商業ビルの一角に多くの店が競うように並んでいます。また、ショッピングモールには必ず数店舗が出店しています。

 大きな変化です。これだけの市場の変化が見られ、さらに変化し続けるサービスが展開されています。

市場拡大の状況

 拡大している市場を、データで確認してみましょう。株式会社矢野経済研究所の調査データがインターネット上で確認出来ます。

 そこには、2012年のボティケア(クイックマッサージ)・リフレクソロジー市場は1022億円の市場であり、2011年と比較しても103.3%と堅調に推移していると記載されています。来店客数は横ばいもしくは微増であり、客単価が下落している店舗が多いとの記述もあります。

 地下街や商店街、ショッピングセンターを歩いていても気にも留めなかった時代から、どこに行っても見かけるくらい、出店数が増えている市場。それが、現在の「体のメンテナンス」をサービスとした市場だと言えます。

 多くの要素があってこれだけの広がりを見せているのでしょうが、率直に言えば、「時代の流れ」というものでしょう。美容や健康というキーワードで括ることをあまり好まない私ですが、あえてそのキーワードを使わせてもらえば、美容や健康に関する興味・感心の高まりにより、自らの体のメンテナンスを病院ではなく、マッサージなどによって行っていこうとする個人が増えたということでしょう。

 成熟社会の中で、ドラッカーの言う「すでに起きている未来」が、この形なのかもしれません。

市場拡大のその後に・・・

 時代の流れの中で、市場が広がり競争が激しくなっている市場。これが、今の市場状況だと言えます。流れに乗って、多くの企業が参入し、市場が拡大しているのです。

 社会的認知を得てきたと同時に、ボディーケアやマッサージというサービス展開が盛んになったものだと考えます。市場拡大のチャンスがあり、参入障壁が低いからこそ、市場は拡大したのです。

 ふと思いませんか? このまま市場は拡大し続けるのか?

 私は思います。このサービスが消えることはないと思いますが、今後の市場は大きく拡大することはないのではないかと。また、人口減少が始まっている現時点においては、何が起きるでしょう。いや、すでに敏感な経営者は感じているし、次の行動を起こしています。

 需要と供給が重なりあってくる時点において見られる現象で最も多いのは、価格競争の始まりと激化です。多くのビジネスで見られますが、競合店の中に、価格競争を挑んでくる店舗が現れます。同時に、価格競争に挑んでいくための施策もあるでしょう。

真似されない「後味づくり」

 この市場の動きの中で、価格競争を展開せずに生き残っていく、いや、生き残るというよりも、新たな市場を作っていこうとしているチャレンジャーたちがいます。その方々は、サービスに付加価値を付け、他者に真似されないように磨き上げておられます。

 私が現在注目し、知る人ぞ知るという形で展開をしている「体のメンテナンス」業の一つが、「坂本充トータルケア」。私もお世話になっています。以前は福岡市中央区にありましたが、現在は西区に拠点を新たに構えておられます。

 開業は2010年7月。当初から掲げておられるのは、赤ちゃんからお年寄りまでさまざまな悩みを解消していきたいという熱い思いです。元々、ご自身がプロ野球という世界の中で闘ってこられた方ですので、人一倍、体の調整に腐心されてこられました。その観点から、スポーツ選手の体のメンテナンスも手がけています。

 坂本氏はその経験と知識をもとに、先に記載した思いを実現すべく、一人一人の悩みを聞き、体の状態を確認しながら体の調子を整えていきます。ベースとするのは東洋医学の思想。本来、体が持っている自然治癒力を高めることに注力し、一人一人に必要な刺激を加えてくれます。また、日頃の生活で注意すべき点についてアドバイスも行っています。

 整理すると、サービスの特徴は以下の通りです。










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