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演出なし「美しすぎる映像」で再生100万回 鹿児島県庁

2014年11月24日 03時00分 更新

記者:川合秀紀


  • 屋久島で夕日が沈む様子を約1時間流している動画「PERFECT SUNSET」編から

  • 「Japanese Garden」編から。仙巌園から望む桜島

  • 「Summer Festival」編から

  • 特設サイトのトップページ

 地方自治体が観光PRの動画をつくることは珍しくない。だが、その質や効果となると、目立ったものがなかなか見当たらない。10月18日から鹿児島県が始めた動画キャンペーンはその点、ともに飛び抜けている。

 キャンペーンは「KAGOSHIMA Energetic Japan」。特設サイトや動画を見れば分かるが、完全に外国人向けで、英語や中国語、タイ語に対応している。

 他の動画キャンペーンにはない特徴がある。有名人も、モデルも、音楽も、そしてナレーションすらないのだ。広告に付きものの「演出」を完全に排除している。波の音、川のせせらぎ、祭りのざわめき、セミの鳴き声…。共通しているのは、映像がすべて「旅人目線」ということだ。視聴者は知らず知らず、そこを訪れている感覚になる。撮影者が歩く音まで、心地よい。

 これまでに祭りや風景、食材などをテーマにした12本の動画とダイジェスト動画をインターネットで公開しているが、約1カ月だけで再生回数は合計100万回を超えている。数万回再生されれば合格点とされるPR動画では珍しい人気ぶりだ。動画を公開している公式ユーチューブページを見ると、コメント欄には海外からと思われる称賛の書き込みが目立つ。

 12本の動画で特に人気なのが、再生40万回を超える「PERFECT SUNSET」。ウミガメの産卵でも知られる屋久島のいなか浜。夕日がゆっくり沈み、暗闇になっていくまでを約1時間、ずっと流しているのだ。


※「PERFECT SUNSET」(公式ユーチューブから。予告なく閲覧できなくなることがあります)


※ダイジェスト版(公式ユーチューブから。予告なく閲覧できなくなることがあります)


 美しさが際立つ映像は、最新の高画質「4K」の映像機材で撮影。広告代理店と地元鹿児島出身のプロデューサーが、世界の街並みを撮影した「WORLD―CRUISE」で知られる長崎県出身の映像作家、永川優樹氏の起用を提案し、コンペで採用された。










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