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スイートピー新品種「恋式部」 宮崎県が育成成功 ピンクと白の競演鮮やか

2015年01月28日 03時00分 更新

記者:阿比留北斗


  • 新品種「恋式部」を手にする育成担当者の久綱泰代主任技師と式部三姉妹のポスター

  • 複色花が特徴の式部三姉妹。左から「恋式部」「紅式部」「式部」

 宮崎県総合農業試験場(宮崎市佐土原町)は27日、ピンクと白の2色の花びらを持つスイートピーの新品種「恋式部」の育成と商品化に成功したと発表した。既に昨年11月から出荷を始めたが、これまでにない色合いが人気を呼んでおり、将来は海外への輸出も検討しているという。

 宮崎県はスイートピー生産額が日本一。有望な花きの品種育成に取り組む試験場では、1997年にスイートピーの育成に成功した。恋式部は18品種目。2色の花びら(複色花)は過去に「式部」(2005年)と「紅式部」(08年)があり、恋式部は式部の栽培中に生まれた突然変異株。2010年から3年間育成して出荷を始めた。今年中に品種登録される見込み。

 紫・赤系の複色花と違い、恋式部のピンクと白は花束の組み合わせがしやすく、結婚式にも人気だという。昨年3月、園芸文化協会主催の新花コンテストでは第1位を獲得した。

 品種名は宮崎の神話や伝説に由来している。今回は生産地の一つ、門川町にある縁結びで有名な中山神社にちなんで「恋」とした。今後は「式部」「紅式部」「恋式部」を「式部三姉妹」としてPRする。三姉妹のポスターは、地元の佐土原高・産業デザイン技術部が制作した。

 県内のスイートピーの作付面積は約19ヘクタールで生産農家は99戸。昨シーズンは約3800万本を生産し、生産額は約10億4千万円。出荷シーズンは11月から3月にかけて。恋式部は約20戸が生産し、今シーズンは約45万本を生産する予定。かわいらしい色合いは関東、関西の生花商から好評で、試験場の井上裕一場長は「恋式部は米国、香港などへの輸出も見込まれる。宮崎のトップブランドの花に育てたい」と話している。










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