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きゃりー福岡進出 大名にオフィス開設

2015年11月27日 15時00分 更新

記者:吉武和彦


  • 音楽やファッションで原宿「カワイイ」文化を世界に発信するきゃりーぱみゅぱみゅさん




  • きゃりーぱみゅぱみゅさんの所属事務所が福岡オフィスを開設するビル=福岡市中央区大名(撮影・岡部拓也)

  • 2階にオープンするネイルサロン(撮影・岡部拓也)

  • 本社から福岡オフィスの所属になったモデルのMANON(マノン)さん。福岡市の出身だ(撮影・岡部拓也)

  • アジアンビートが企画したイベントで、アニメやゲームのコスプレを楽しむ参加者。=2014年7月、ベトナム・ハノイ

 歌手きゃりーぱみゅぱみゅさんの所属事務所「アソビシステム」(東京)が28日、福岡市に「アソビシステム福岡オフィス」を開設する。同社が本社以外に拠点を構えるのは初めて。西日本新聞の取材に中川悠介社長は「アジアに打って出る人材を見つけていきたい」と、「きゃりー」に続く、第2、第3のアーティスト発掘に意欲を示した。「ファッションや音楽などポップカルチャーに関するイベントも展開する」と若者文化の発信塔も目指す。

 福岡オフィスは、同市中央区大名1丁目の3階建てビル1棟を借りた。1階がカフェとギャラリー、2階がネイルサロン、3階がオフィス。1、2階の店舗も同社が運営する。

 福岡を選んだ理由について、中川氏は「アジアのハブで(中国や韓国に近い)地の利がある。クリエーティブで魅力的だ」と評価した。

 東京・原宿の「カワイイ」文化を発信してきた同社だが、福岡では「カワイイにとらわれない」と強調。新人発掘も「女性に限らない」と言う。グラフィックデザイナーや映像作家などクリエーターも発掘したい考えで、福岡からアジア、世界へ、「新しい価値を発信したい」と語った。

 具体的なイメージは「現時点ではゼロ」。「福岡は音楽とファッション、商業施設が近くにあり、いろんなカルチャーが生まれてきやすい」とし、今後の出会いによって「何をするか決める」構え。福岡を訪れるインバウンド(訪日外国人旅行)向けの企画や、起業家として国家戦略特区の福岡市での「創業支援」にも関心を示した。

 アソビシステムは2007年6月設立。資本金は1千万円。きゃりーぱみゅぱみゅさんは海外でも人気が高く、「カワイイ」文化を世界に発信している。

 中川氏は1981年8月生まれの34歳。東京都出身。女性受けする個性的な原宿系ファッションを「青文字系」と呼ぶ流行語もつくった。 


    ◆     ◆     ◆


アジアからの熱視線 ファッション、ポップスが吸引力

 日本の音楽やファッションといった「カワイイ」文化は、アジアに急速に広がり、多くの若者を引きつける新たな都市の「吸引力」となっている。

 福岡県が運営するインターネットの多言語情報サイト「アジアンビート」もその一つ。9月からインドネシア語版での配信を始め、8カ国語目となった。

 2014年度は「異変」が起きた。サイトへのページビュー(PV、閲覧数)が、前年度の1・7倍の約2200万に急増。このうち半数が海外からのアクセスだった。

 「吸引力」となったのは、ファッションだ。九州最大級のファッションショー「福岡アジアコレクション」の連動企画としてサイト上で情報発信したところ、海外からの閲覧が殺到した。このショーは09年から福岡市で毎年開かれ、アジアのファンが広がっていることが背景にある。

 さらに、ポップミュージックも若者を吸引する。福岡市を拠点に活動するアイドルグループ「LinQ(リンク)」や、全国区の「モーニング娘。」などの音楽情報には、アクセスが急増するという。

 きゃりーぱみゅぱみゅさんも、福岡で「カワイイ」文化の発信に一役買う。13年に同市であったファッションイベント「ファッション・ウイーク・福岡」では開幕イベントに登場し、会場を盛り上げた。






■きゃりーぱみゅぱみゅ…人気モデル兼歌手。2011年、ミニアルバム「もしもし原宿」でデビュー。「つけまつける」「ファッションモンスター」など多数のヒット曲を持つ。海外進出も果たし、14年は11カ国・地域を横断する世界ツアーを実施し、延べ3万5千人を動員した。欧米だけでなくアジアでの人気も上昇しており、ファッションと音楽で東京・原宿の「カワイイ」文化を発信する。1993年1月29日生まれの22歳。東京都出身。









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