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韓国「ほっともっと」は注文から2分以内で提供

2016年05月24日 03時00分 更新

記者:曽山茂志


  • 韓国に受け入れられる店づくり、メニュー開発を担当したYKフードサービスの矢野雅一理事(ソウル)

  • 木目調で日本風の外観を施したソウルの「ほっともっと」

  • 店内は日本の店舗より一回り小さいソウルの「ほっともっと」



福岡から最も近い隣国、韓国。

その距離は、首都ソウルが東京の6割、第2の都市・釜山にいたっては、むしろ鹿児島に行く方が遠い。

福岡に国内最大の工場を置く日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、部品の地場調達先に、韓国を含めている。

もはや、「地元」扱いだ。

そんな韓国のビジネスを西日本新聞ソウル支局長がウオッチする新コーナー「韓Biz(ハンビズ)」が、堂々スタート!

 
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 韓国で持ち帰り弁当チェーン「Hotto Motto」(ほっともっと)の出店をフランチャイズ(FC)方式で展開することを決めた「YKフードサービス」(ソウル)の矢野雅一理事(プレナスから出向)に、店づくりやメニュー戦略を聞いた。
ほっともっと韓国100店へ プレナス出店加速3年計画

 −今、FC展開に乗り出す理由は。

 「2012年6月に1号店を出店して以来、繁華街、オフィス街、郊外に試験的に出して、店づくりを研究してきた。東京より割高な家賃、東京よりは安いが、福岡よりは高い人件費。従業員として雇う韓国人の気質。メニューづくり。さまざまなことを試したり、体験したりして、ようやく韓国に受け入れられるような店構えができた」

 「韓国人は独立志向が強く、FC展開の文化はある。ただ、契約をめぐる問題も多い。FC契約先とフェアな関係を築けば、多店舗出店が可能と判断した。3年程度でソウルと(その周辺の)京畿道で100店を目指す。将来は釜山への出店も検討したい」

 −直営店の実績は。

 「現在3店あるが、中でもソウル駅内の店は好調だ。5坪(17平方メートル)しかない店だが、多い日は400〜450個売れる。せっかちな性分の韓国人に合わせ、注文から2分以内で提供する仕組みもつくった。何より、ソウルの玄関口にある店として『ほっともっと』の知名度アップに役立っている」

 −韓国風の店構えとは。

 「韓国は家賃が高い上、高額な保証金も必要だ。出店に伴う初期コストを抑えるため、標準的な店は12坪(約40平方メートル)とした。日本の標準店(20坪)に比べて一回り小さい。外食文化がとても発達しているので、店内には10席程度の食事スペースも設ける。店内飲食の売上高は、店全体の20%程度になる見込みだ」

 −日本と韓国では食文化も相当異なる。メニューも工夫が必要だ。

 「かなり試行錯誤があった。当初は基本的に日本のメニューを導入。その後、空揚げなどに(辛味調味料の)味付けソースを使って韓国流にぐっと寄せた。それでも手応えはなかった。結局、日本流を基本に韓国流に










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