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裏金疑惑でロッテ会長から聴取 韓国検察、捜査大詰め

2016年09月21日 03時00分 更新


  • 事情聴取のためソウル中央地検に出頭したロッテグループの重光昭夫会長=20日(共同)



 【ソウル曽山茂志】韓国のロッテグループの裏金疑惑問題でソウル中央地検は20日、創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩(シンギョクホ))氏(93)の次男でグループ会長の重光昭夫(同辛東彬(シンドンビン))氏(61)の事情聴取に踏み切った。日本で創業し、韓国でもホテル、流通、レジャーなど幅広く事業を展開して財閥5位にまで成長した同グループを巡る捜査は大詰めを迎えた。

 昭夫氏は同日午前、地検前で「ご心配を掛けて申し訳ない。捜査には誠実に協力したい」と述べ、疑惑については「検察で詳しく申し上げる」と繰り返した。

 聯合ニュースによると、昭夫氏は日本のグループから役員としての勤務実態がないのに数年で100億ウォン(約9億円)超の報酬を得たり、企業の買収・合併に伴う損失をほかのグループ企業に肩代わりさせたりしたとして、横領や背任の疑いが持たれている。グループの建設会社が10年間で約300億ウォン(約27億円)の裏金を捻出したとされ、昭夫氏の関与が疑われている。

 ロッテグループを巡っては、昨年、昭夫氏と兄の宏之(同辛東主(シンドンジュ))氏(62)による経営権争いが起こり、最終的に昭夫氏が経営権を掌握した。しかし、その際にグループ内の不透明な資金の流れが浮き彫りになり、地検が捜査に着手。今年6月に大がかりな家宅捜索を行い、武雄氏や宏之氏からも事情聴取した。創業者一族の捜査から、グループの事業拡大の過程で裏金がどう使われたのか、が今後の焦点になる。










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