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【福岡空港の遅延率13.62%】 羽田に次いでワースト2位のワケ

2016年09月26日 03時00分 更新

記者:中野雄策


  • 滑走路増設に向け、民営化される福岡空港。新たな滑走路は手前側に建設される=2015年12月(本社ヘリから、撮影・中村太一)

 かつて、羽田空港で飛行機が遅れると、全国に遅れが広がる、といわれた。それが、今では―。

 「福岡空港の遅延が全国に影響している」という。羽田の遅延の10%は、福岡の遅れが要因らしい。国内ハブ空港の遅れが全国の地方空港の遅れにつながるのはもっとも。ところが、“ドル箱”の羽田便を擁する福岡は、ハブ空港の足を引っ張るほど、遅れが深刻なようだ。

 こんな実態を唱えるのは、茨城大の平田輝満准教授だ。23日、福岡市内であった福岡空港の運営に関する研究会で報告した。

 それによると、2013年度の福岡(国内線)の遅延率は13・62%。実に、羽田(14・29%)に次いで、全国の主要空港でワースト2位だった。

 続いて、関西(13・32%)▽那覇(12・60%)▽成田(11・83%)▽新千歳(11・68%)▽中部(9・69%)▽大阪(8・66%)▽鹿児島(7・95%)▽仙台(7・01%)―というありさまだ。

 遅延率は、飛行機が到着した回数のうち、15分以上遅れた回数の割合。福岡は100便のうち13便が遅れていた。

 ■「福岡空港はクレイジー」

 さらに、注目すべきは、「多くの空港で遅延率が悪化の傾向にある」(平田氏)点だ。

 背景にあるのが、格安航空会社(LCC)の存在。定期便の相次ぐ就航で、混雑度合いが増している。

 中でも、福岡は著しい。遅延率は5年前の8・45%から5・17ポイント悪化していた。

 滑走路は1本。発着回数は限界に迫り、今年3月には国から「混雑空港」に指定された。










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