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【qレポート】JR九州の高級卵、ヒットの理由は

2012年12月13日 03時00分 更新

記者:一木朋子


  • JR九州が生産し、ヒットしている「うちのたまご」。白身の上に黄身が盛り上がり、つまんでも形が崩れにくいのが特徴

  • 山あいの自然豊かな土地にあるJR九州たまごファーム

  • JRたまごファームの鶏舎。1棟あたり約1600羽の鶏がいる

  • JR九州たまごファームの鶏舎の中。10階建ての鶏舎も少なくない中、2階建ての余裕のある鶏舎の中で鶏たちはスクスクと育っている

 JR九州が新規事業として取り組む農業の中で、生産から販売まで手掛ける鶏卵事業が好調だ。今年2月に発売した同社のブランド卵「うちのたまご」の2012年度売り上げは約1億円に達する勢い。同社の農業事業全体の売り上げ見込みは約2.5億円のため、卵が全体の約4割を占める稼ぎ頭なのだ。
 
 10個入り1パック200円以下の卵が多い中、「うちのたまご」は1個63円。1987年の民営化から15年。鉄道会社が作った高級卵がなぜ売れるのか。ヒットの裏側を探ると、付加価値の高い「本物」のサービスにこだわり続ける姿がそこにあった。

こだわりの環境で飼育
 
 JR筑豊線の桂川駅からタクシーで約15分。福岡県飯塚市弥山の山あい、同社グループが運営するゴルフ場近くに「JR九州たまごファーム」はあった。
 
 出迎えてくれたのは、JR九州たまごファーム取締役経営管理部長兼総務部長の福田太喜雄さんとJR九州経営企画部農業推進室副室長の出田(いでた)貴宏さん。出田さんに「JR九州に農業推進室なんて不思議な感じがしますね」と問い掛けると、「そうでしょう。でも、いま、JRが取り組んでいる新規事業の中で特に力を入れているのが農業分野なんです」と返ってきた。

 「うちのたまご」の名称の由来は、会社と養鶏場があるこの土地の名前(旧長崎街道の宿場町であった内野宿)と「わが家の卵」というイメージから唐池恒二社長が命名したという。「JR九州だけではなく、地域興しにつながるブランドとして育てていきたいという思いがこの名前に込められています」と出田さん。








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