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【特許数ランク→九州トップの福岡でも11位】九州勢が下位のワケ

2016年10月17日 03時00分 更新

記者:井上直樹


  • フル稼働状態が続く日産車体九州の工場=7月20日、福岡県苅田町

 第16代米大統領のエーブラハム・リンカーンは、就任前の1859年の演説で、特許制度について「天才の火に利益という油を注いだ」と語ったという。

 企業や個人に富を生む可能性を秘める「特許」。政府のウェブサイト「地域経済分析システム」(リーサス)で、都道府県別のランキング(2014年9月時点)を見てみると、下位に甘んじる九州勢の姿が浮き彫りになった。

 サイトは、特許を持つ企業や大学、個人などの所在地を地図上に示す機能がある。

 国内に約150万件ある特許のうち、1位は東京の93万119件。続いて、大阪の約26万件、愛知の約17万8千件と三大都市圏が上位を占めた。

 九州7県では、福岡の1万7878件がトップだったが、全国では11位。埼玉、静岡、広島よりも少なかった。

 ■“頭脳”は関東に残ったまま

 九州のほか6県はいずれも35位以下だった。佐賀1658件(35位)▽宮崎1595件(36位)▽熊本1456件(40位)▽長崎1367件(41位)▽鹿児島1198件(42位)▽大分1074件(44位)−と、下位に甘んじている印象を受ける。

 土地代や人件費が「関東に比べて安い」(大手自動車メーカー首脳)とされる九州には、自動車や電機など大手製造業の生産拠点が集まる。

 年間の平均為替レートが1ドル80円を割り込んだ歴史的な円高が続いた2011〜12年は、国内製造業の「最後のとりで」とされ、生産拠点を九州に集約する“九州シフト”が進んだ。

 ただ、“頭脳”となる研究・開発拠点の多くは関東の本社に残ったまま。










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