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“見本市”に隠れた悲痛な労働実態

2016年10月19日 03時00分 更新

記者:塩塚未


  • 働き方改革実現会議を終え、記者の質問に答える生稲晃子氏=9月27日夜、首相官邸

  • 首相官邸で開かれた働き方改革実現会議であいさつする安倍首相(左から2人目)=9月27日夜

 「自分の働き方」を語る姿は、一人一人輝いて見えた。本当に誇らしく、楽しいんだろうな…。

 東京の首相官邸で行われた「働き方改革」についての意見交換会。招かれた12人の社会人は、実に生き生きとしていた。

 この改革は、「1億総活躍社会」の実現を目指す安倍政権が「最大のチャレンジ」と位置づける肝いり政策だ。

 首相自ら議長を務める実現会議のメンバーには、女優の生稲晃子さんが入って話題に。1980年代のアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、乳がんと診断された後も治療しながら芸能活動を続ける姿は、政権が描く「活躍」に重なるのかもしれない。

 ■「成功例」「実現例」そろう

 意見交換会は働く現場を深く理解しようと、政府が10月13日に開いた。

 首相を囲んだのは、転職や再就職などさまざまな環境で働く12人。

 看護師として勤務した後、経営学修士(MBA)を取得し、病院経営のコンサルティング会社で働く30代女性。

 デザインの仕事の現場に戻りたいと、大手企業を早期退職して転職した60代男性。

 ソフトウエア会社に勤めながら、野菜の生産・販売会社などほか3社を掛け持ちする50代男性。

 インターネットを活用して自宅でも勤務ができる「テレワーク」で仕事と子育て、親の介護を両立させている40代男性などだ。

 まさに、政権が目指す多様な働き方の「成功例」「実現例」といえ、さながら“見本市”のようだった。










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