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「大きなカバン」派の受難

2016年11月20日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • 木村貴之(きむら・たかゆき)
    1994年に西日本新聞社に入社。筑豊総局、経済部、玉名支局、地域報道センター、八代支局、こどもふれあい本部などを回り、2016年9月、荒尾支局から本社デジタル編集チームに。好きな音楽はレッド・ツェッペリン「貴方を愛し続けて」、エゴ・ラッピン「色彩のブルース」、里見洋と一番星「新盛り場ブルース」など。



 こんな指摘もあった。「折り畳み傘を持ち歩く人は注意深そうだが、実は気が小さい」「リュック派は機動性に優れるが、後ろが見えず、物を盗まれても気付かない。視野が狭く、偏った視点で物事を判断しがち」―。

 何だか「大きなお世話だ!」と言い返したくもなる。でも、人に会って話を聞くのが仕事なだけに「印象論」を軽視するわけにもいかない。思い切って、九州のある地銀支店長に電話で聞いた。

 支店長いわく「最終的に信用度を左右するのは人間性。事業に対する熱意、計画性、そして謙虚さを忘れない人かどうか。カバンが大きく、重くても大丈夫。ご心配なく」。そして、こう続いた。「人それぞれですが、私が警戒するのは、ひげを生やした人。『こいつ、格好付けやがって』となりますね。うちは『ひげ禁止』なので、うらやましい分もあるのですが」

 その瞬間、思わず自分のあごを触っていた。そこには、10年以上前から手入れを続ける口ひげが…。でも、思い直した。「一番大事なのは人間性だ。しっかり磨こう」。いつも以上に丁重に感謝の言葉を述べ、電話を切った。

愛用のリュックサックの中身。パソコンや資料ファイル、一眼レフカメラ、スケジュール帳、折り畳み傘…が入る。実は他にもいろんな物が詰まっているが、少し控えめにご披露(撮影・木村貴之)









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