ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

中村修治の深夜の経済学

一覧ページへ

弁護士事務所のTVCMが胡散臭い!!!

2016年12月01日 18時00分 更新

記者:中村修治氏


  • 中村修治氏(なかむら・しゅうじ) キナックスホールディングスとペーパーカンパニーの代表取締役社長。1986年、立命館大卒。94年、福岡で独立。大手広告代理店のブレーンにもなる戦略プランナー。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた。企業顧問や福岡大非常勤講師も。ネット上でコラムを書くと数万のアクセスを荒稼ぎ。フェイスブックでは、毎月15000いいね以上を獲得。



西日本新聞紙上では絶対にできない!

ネットメディアだから読める良質の経済マーケット分析コラム!

お悩み相談でも爆走する中村修治が担当します。

中洲好きのサラリーマンも、

中洲好きの旦那を持つ人妻さんも、

これは、必読でございますよ。


■■■


 消費者金融大手の武富士が会社更生法の適用を東京地裁に申請したのは、2010年。もう5年も前のことである。その負債額は約4336億円。過払い金の未請求分を含めると1兆円規模に達していた。そんなニュースが流れる一方で増えたのが法律事務所のTVCMだったのである。うがって見るからだろうが、何故か? 胡散臭(うさんくさ)い。


 アコムは、「むじんくん」。武富士は、「エンむすび」。レイクは、「ひとりででき太」。アイフルは、「お自動さん」。プロミスは、「いらっしゃいましーん」。いまとなっては懐かしい響きすらある。こんな無人契約機のTVCMを消費者金融各社がこぞって放映していたのは、1995年ころの話である。そんなマス広告の効果もあって、サラ金やクレジット会社のカードローンなどから借りたことがある人は、ピーク時には、2000万人。成人の約5人に1人がお世話になるまでに拡大したと言われている。


 10兆円市場に群がる法律事務所。


 武富士が立ち行かなくなった年のその数は、1400万人。その内、返済困難な多重債務者は、200〜300万人。合計貸出額は25〜30兆円と試算されており、当時、利息制限法(金利15.18〜20%)と出資法(29.2%)の2つの法律に存在した上限金利差のお陰で生まれた差額が過払い金で、大きな市場を形成した。その額は、10兆円にのぼると言われ、そこに目をつけ盛んに広告を打ちまくっているのが多重債務整理を得意とするところの法律事務所なわけである。










コラム 寄稿コラムの最新記事



Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事