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【閉山の島 高島30年・池島15年】(1)脱石炭 苦闘は続く

2016年12月01日 13時12分 更新

記者:重川英介、沼口祐季


  • 草むらが生い茂る高島。軍艦島と呼ばれる端島(沖合中央の島)も見える

  • 最後の高島町長を務めた豊田定光氏(中央)。長崎市との合併10周年式典で田上富久市長(前列左)らと同席した=11月6日、高島

誤算 世界遺産、殺到と素通り

 11月初旬、男はつえを突き、静まりかえる長崎市・高島の岸壁に立った。そばを、立ち乗り客であふれる軍艦島(端島)クルーズ船が素通りする。長崎県の旧高島町最後の町長、豊田定光(91)は複雑な表情を浮かべた。「軍艦島につっと行って、つっと帰る。高島には全然、金を落としてくれん」

 ともに三菱が明治期に始めた炭鉱島で、世界文化遺産だが、日本初の近代鉱があった高島への関心は薄い。「ここは休憩代わりだから」。同じ岸壁に座っていた島民は、つぶやく。










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