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2016熊本地震

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熊本の被災家屋から銃刀続々 先祖所持の日本刀や火縄銃 解体中発見、届け出3倍も

2016年12月02日 03時00分 更新

記者:国崎万智

 熊本地震で被災した家屋から日本刀などの刀剣類や古式銃砲が見つかり、熊本県警への届け出が急増している。被害が甚大だった地域を中心に、損壊した家屋の片付けや解体作業中に屋根裏や納屋などから発見されるケースが目立つ。昨年の3倍以上の届けを受理した警察署もあり、県警は「県全域で公費解体が進めば、件数はさらに増える」とみている。

 県警によると、10月末時点の届け出は県内全23署で150件(昨年123件)に上った。とくに、熊本市内で被害が大きかった熊本東署28件(同18件)と熊本南署21件(同12件)、西原村や大津町を管轄する大津署は19件(同10件)、全半壊の家屋数が5700棟を超す益城町を管内に持つ御船署は17件(同5件)と、いずれも昨年1年間の合計を大きく上回る。

 各署によると「震災で荒れた自宅の片付けをしているときに見つけた」「家の解体作業中に出てきた。先祖が持っていたことを知らなかった」などの届け出が相次いでいる。太刀や脇差しなどの日本刀のほか、火縄銃も。第2次世界大戦中の製造とみられる軍刀が見つかり、処分を求める申し出も複数あった。

 銃砲刀剣類を所持するために必要な県教育委員会への登録申請件数も増加。県教委によると、新規の届け出と登録書の再交付は4〜10月末で316件(昨年同期比59件増)に上った。

 東日本大震災の被災地、宮城県では津波による銃砲の流失が相次いだという。宮城県警は2011年に散弾銃と空気銃計94丁の遺失届を受理している。

 銃刀法は、日本刀などの刀剣類や古式銃砲を発見した場合、警察署へ届け出るよう定めている。熊本県警生活環境課の江藤真吾次席は「発見したら速やかに警察に届けを出してほしい」と呼び掛けている。
 










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