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「格差を口にした瞬間、負け」 ジャパネットたかた前社長・高田明氏(11月24日)

2016年12月09日 03時00分 更新

記者:井崎圭


  • ジャパネットたかた前社長の高田明氏=11月24日、北九州市

 通販大手「ジャパネットたかた」前社長の高田明氏の講演を聞く機会があった。テレビショッピングに出演し、商品を説明するのに、独特の甲高いテンポのいい声で名をはせた、あのお方である。

 実際の語り口調も、テレビと同じだった。軽妙なトークで参加者をひきつけていたが、途中、こんなナゾナゾのような質問を会場に投げかけてきた。

 「みなさん、米国にあるハーバード大学って知ってますよね。ハーバード大学と、私が卒業した大阪経済大学ってどちらの偏差値が高いと思います?」

 会場から答えは返ってこなかったが、「もちろんハーバードでしょ」「世界屈指の名門大学じゃない」といった声が聞こえてきそうだった。

 その時だ。高田氏は「私は、大阪経済大学だと思う」と断言した。その真意はこうだ。

 「私は格差を口にした瞬間、負けていると思う。皆さん頑張っていると言っても、そのつもりになっていることが多い。頑張っているっていうのは、1日を一生だと思って頑張ることなんです。誰でも心の持ち方次第でどんなことにも立ち向かえる気がするんです」

 よく成功した経営者が語る、精神論、根性論と言えた。ただ、もしも高田氏が、「地方の会社ができることなんて限られている」と「格差」を口にしていたら、どうなっていただろうか。

 ■サラリーマンに届けたい金言

 長崎県平戸市の実家が営むカメラ店から独立し、1990年にラジオで通信販売を始めた。社員が少なかったため、自ら出演した。その後、テレビショッピングの名物に。新聞やインターネットなどさまざまな媒体を合わせた「メディアミックス」も駆使し、1500億円超(2015年12月期)を売り上げる通販業界のトップランナーとなったのは周知の通りだ。

 講演は11月24日、福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区)の主催で、北九州市内であった。「福岡ひびき経営大学」と銘打ち、参加者には経営者も多かったようだ。

 その言葉は、サラリーマンにも十分当てはまる。人事異動や待遇で同期たちと差が生じるのが現実。すべて平等に、ということはない。不遇に思う人もいるだろう。










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