qBiz 西日本新聞経済電子版
ログイン

空港で7.3億円所持の韓国人男4人逮捕 天神強盗の関与は否定

関税法違反容疑で逮捕され、福岡空港署に入る容疑者の1人(右から2人目)=21日午後0時42分、福岡市博多区(撮影・佐藤桂一)(写真の一部を加工しています)

多くの旅客機が並ぶ福岡空港国際線ターミナル(撮影・井上直樹)

 福岡県警は21日、福岡空港から現金約7億3500万円を無許可で海外へ持ち出そうとしたとして関税法違反(無許可輸出予備)の疑いで、韓国人の男4人を逮捕した。逮捕されたのは自称車両販売業、イ・ヒョンウ(34)▽会社員、ビョン・ソンフン(35)▽職業不詳、ハ・ソンジン(31)▽同、パク・ジェヨン(36)−の4容疑者。県警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、2人ずつに分かれて20日午後6時ごろと同11時ごろ、福岡空港で税関の許可を受けずに現金約3億7千万円と約3億6500万円の計約7億3500万円を香港に持ち出そうとした疑い。

 県警によると、イ容疑者ら2人が手荷物のケースに現金を入れて持ち込んだところを検査員に見つかり、県警に通報された。ハ容疑者ら2人は出国ロビーにいて警察官が職務質問した。現金はそれぞれスーツケースに隠しており、4人は同じ便で香港に出国予定だったという。

 一方、20日昼すぎには福岡市・天神で会社員男性(29)が約3億8400万円を奪われた事件が発生しているが、県警の任意聴取に対して4人は「現金は知人から預かった」などと説明し、事件への関与を否定しているという。

 被害男性が証言した犯人の特徴と異なる上、盗まれた現金と4人が所持していた現金の額に開きがあることから、県警は二つの事件に関連があるかどうか慎重に調べている。

   ◇   ◇

「現金は高級車購入費」 韓国人勤務先社長「関税法知らず」

 現金約7億3500万円を無許可で国外に持ち出そうとしたとして、韓国籍の男4人が関税法違反容疑で福岡県警に逮捕された事件で、容疑者が勤めるソウルの自動車販売会社の男性社長(42)が21日午後、福岡空港(福岡市)で取材に応じ「日本の関税法をよく知らなかった」と釈明した。4人も高額の現金の持ち出しが法律に触れるとは分からなかったようだと指摘した。

 社長は同日、4人の逮捕を受けて急きょソウルから福岡入りした。4人とも自分の会社の社員で、強奪事件が発生した20日昼には福岡空港にいたと主張。現金は、イタリアの高級車メーカー、フェラーリの「ラ フェラーリ」2台を香港で買い付けるための資金で、東京に住む依頼主の男性から20日夕に福岡空港で受け取ったとしている。

 過去に日本の空港から、同様の取引のために現金を持ち出したことは「何回かあった」と明らかにしたが、止められたことはなかったと説明。香港で実際に車を見て「その場で契約するため」に、現金を運ぶ必要があったとした。



Recommend

ランキング(週間)

Recommend