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「小便に血が混じるプレッシャー」 福岡の財界を動かす高校人脈

記者:吉武和彦
福岡スタイル

あるOBが放った言ってはいけない一言とは…(撮影・佐藤桂一)

座談会の会場となった福岡市・天神の屋台。ゴールデンウイーク明け初日とあって、人通りは少なかった(撮影・佐藤桂一)

 福岡では大学より「高校の人脈が物を言う」(地場企業社長)。これを検証し、福岡に転勤してきた方々が溶け込みやすくなることを目指して開いた「人気校」(学習塾の英進館)7校OBの覆面座談会。県内4地域のうち、福岡VS北九州、筑後、筑豊の構図となる中で、1人のOBが放った言葉とは。そして、終盤には、「福岡の財界を動かす高校人脈」も。後編のスタートだ。
⇒前編「OBが明かす意外なNGワード」

■「御三家」にみえた微妙な関係

 福岡以外の3地域のOB1人がついに言ってしまった。

 某OB「御三家と言っても、がおか(筑紫丘)の存在は薄いよね。(卒業生の)タモリさん頼みでは…」

 だが、筑紫丘OGは冷静だった。

 「タモリさんは先輩です。10年前の80周年の記念式典で講演に来てくれました。当時、私は1年生。タモリさんの前で、生徒みんなが手を後ろに組んで応援団のようにおらび(叫び)ながら校歌を歌うと、タモリさんは昔を思い出したのか、サングラスの奥で涙を流していたようです。『母校愛が目覚めた』と(テレビ番組の)『笑っていいとも!』で言っていました」

 衝突は無事回避された。それより気になるのは、各地域から矛先を向けられる福岡の3校の位置関係だ。

 Q御三家はお互いをどう見ていますか。

 「御三家っち言うなっ」と再び不規則発言が飛んできたが、ここは、転勤者が3校の立ち位置を把握するために尻込みはできない。話を前へ進めた。

 すると、修猷館を除く2校のOB、OGの間で微妙なやりとりが始まった。

 隣同士で互いに向き合い「ふっこうは…」「がおかは…」と言いながら、最後に語ったのはくしくも同じ言葉だった。

 「全然、意識していない」

 筑紫丘OGは先ほどの冷静さはどこへ行ったのか。双方とも、言葉に反し、意識している様子がうかがえた。

 うち1人が言った。

 「2校で(修猷館を)キャッチアップしている。だから、隣(の走者)は見ていない」

 もう1人も「『しゅうゆう』がライバルで、上と思っている」

 2位争いなのか、はたまた−。この空間に限って言えることは、御三家といっても、3校は“同等”ではなく、微妙な三角関係にある、ということだった。



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