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玄海4号来年3月再稼働 九電見通し 値下げ当面見送り

記者:石田剛
九州の原発

九州電力玄海原発(右から)3号機と4号機=今年3月

 九州電力の瓜生道明社長は12日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の再稼働時期について「2018年3月上旬になる」との見通しを明らかにした。原子力規制委員会が設備の最終的な点検を行う「使用前検査」が11日に始まった玄海3号機(同)は、18年1月上旬に再稼働する見込みとした。順調に進めば、既に稼働している川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)と合わせ、本年度内に管内4基の原発が営業運転することになる。 

 玄海原発3、4号機は今年1月に新規制基準に適合すると認められた。その後の審査は3号機が先行し、4号機は現在、詳細設計をまとめた「工事計画」を規制委が審査中。認可が下りれば3号機同様に使用前検査が始まる。

 瓜生社長は「3号と4号の工事計画はほとんど違いがない」と説明。川内原発では1号機の約2カ月後に2号機が再稼働したことから、玄海原発でも同様の行程を想定し「スムーズに進むように全社一丸となって対応したい」と語った。

 原発再稼働によって火力発電の燃料負担が減り、九電の経営は改善する。計画通り玄海3、4号機が再稼働した場合、18年3月期決算で約150億円の収支改善が見込めるとした。ただ、電気料金の値下げについては、当面の間見送る考えを示した。



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