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「動物園と市街地巡るバスツアー」案が最優秀賞 福岡市がアイデアソン 13社参加

記者:井上直樹

アイデアソンでは、「動物園と市街地巡るバスツアー」案が最優秀賞となった(画像は特設ウェブサイト より)

 福岡市動物園をどう活性化させるか――。最優秀賞に輝いたのは「駐車場不足の解消」と「多様な福岡観光の軸になる」という一石二鳥なアイデアだった。

 福岡市は、来年秋の市動物園のリニューアルを控え、アイデアを競うコンテスト「動物園アイデアソン」を10月21日、同園で開いた。企業13社がプレゼンや資料でさまざまなアイデアを披露。最優秀賞には「市街地と動物園をつなぐ貸し切りバスの配車サービス」を提案したワンダートランスポートテクノロジーズ(WTT、東京)に決まった。

 WTTは、駐車場が不足しているという市動物園の課題に着目した。市によると、園の駐車場は開園から1時間足らずで満車となる日もあり、交通アクセスが悩みの種だった。

 事業案は、インターネットでバスを使った動物園を巡るツアーを企画する内容。ツアーは市内の商業施設やレストラン、ホテルとも連携。「動物園を観光の中心にできる」(同社)とPRし、買い物やソフトバンクホークスの試合観戦も組み合わせることで、多様な福岡観光を楽しめる内容にできるという。

 同社は福岡県大牟田市出身の西木戸秀和さん(33)が社長を務めており、さまざまなサイズの貸し切りバスをネット上で簡単に予約したり、バスツアーを購入したりできる「オンデマンドバス」のシステムを開発中だという。

 市動物園は「年間100万人の来場者目標を達成するためには、交通の確保が重要」と評価。今後、WTTとの実証実験を検討していく。西木戸さんは「各地の交通問題の解決に取り組んでいきたい」と話した。

 アイデアソンでは、「ロボットを使った檻の中での餌やり体験サービス」「園内施設のスマホ決済」「動物園でのゲームサービス」なども寄せられた。その他の受賞者は以下の通り。

・アイデアソン優秀賞=「動物の個性をアピールできる動物の名刺サービス」(モンブラン・ピクチャーズ)
・事前アイデア募集 最優秀賞=「犬の気持ちをLEDの色で表現できるウエアラブルデバイス」(INUPATHY)

 また、一般からの「夢のある動物園」の提案募集では「空いている檻に宿泊して動物の気持ちを味わう」など10のアイデアがあった。



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