qBiz 西日本新聞経済電子版
ログイン

福岡から笑い取れ 吉本が芸人養成NSCを4月開校 土日に授業“転身”も支援

記者:木村貴之

今春開校するNSC福岡校の授業が行われる福岡吉本の稽古場。普段は地元芸人たちがネタ合わせなどに利用している=福岡市博多区(撮影・木村貴之)

NSC福岡校が入居するビル。事務所は福岡吉本がある7階、教室は5階稽古場が使われる=福岡市博多区

NSC福岡の開校に向け「全力で応援する」とエールを送る漫才コンビ「とろサーモン」の村田秀亮さん(左)と久保田かずのぶさん(吉本興業提供)

 吉本興業のお笑い芸人など新人タレントを養成する「吉本総合芸能学院」(通称・NSC)の福岡校が4月、福岡市に開校する。多くの人気芸人を輩出してきた大阪、東京に次ぐ3校目。平日に授業がある既存校とは違い、福岡校の授業は土日祝日に行う。学生やサラリーマンなどにも門戸を広げ、芸人への転身を夢見る人をサポートする。

 NSCは1982年、大阪で創立。人気コンビ「ダウンタウン」(1期)、「雨上がり決死隊」(7期)、「ナインティナイン」(9期)らを輩出した。95年開校の東京校では「品川庄司」(1期)、「ハリセンボン」(9期)、渡辺直美(12期)らが活躍する。

 吉本興業によると、80年からの漫才ブームで芸人を志す若者が急増した一方、師匠たちが経済的理由から弟子を取らなくなったため、自社で育てようとNSCを開校。福岡は「博多どんたくや博多祇園山笠があり祭り好きが多い。芸人を育てる土壌がある」と着目し、89年に福岡吉本を立ち上げた。今年4月からNHKの情報番組「あさイチ」に起用される「博多華丸・大吉」など福岡吉本出身の芸人たちの活躍もあり、福岡校開校の追い風になった。

 福岡校は、福岡吉本が入る福岡市・中洲のビル7階に事務所を置き、5階稽古場を教室として活用。1年間、漫才やコント、大喜利、トークなどの発想指導▽ダンスや発声・演技のトレーニング▽企画力を磨くイベント実習▽第一線で活躍中の芸人らを講師に迎える特別授業−を行う。

 卒業後は福岡吉本(現在35組54人が所属)の新人タレントとして活動できる。福岡吉本は「先輩芸人と一緒に福岡を盛り上げ、チャンスをつかんで全国に羽ばたいてほしい」という。

 NSC大阪のOBで「M−1グランプリ2017」で優勝した漫才コンビ「とろサーモン」の村田秀亮(ひであき)さん(38)と久保田かずのぶさん(38)=ともに宮崎県出身=は「福岡でのNSC開校は、お笑いが好きな人にとって大きなチャンス。ここで学んだ人がスターになり、近い将来、一緒に仕事ができるよう全力で応援しています」とメッセージを寄せている。

   ◇    ◇

 入学資格は中学卒業(見込み)以上の男女。3月末まで願書を受け付け、書類審査と面接で30人程度を選抜する。入学金10万円、年間授業料25万円。入学案内説明会を10日午前10時半と11、25日の午後2時、福岡吉本で開く。問い合わせは福岡吉本=092(261)7870(平日午前10時〜午後6時)。願書は吉本興業ホームページ(NSC入学案内)=http://www.yoshimoto.co.jp/nsc/=から。



Recommend

ランキング(週間)

Recommend