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今年も熱く「アジアンパーティ」 福岡市で9〜10月 映画、音楽、アートなど14事業 「人材育てるヒントに」

記者:木村貴之

「アジアンパーティ」プレイベントで「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」など3大主要事業を熱くPRする関係者ら=8月末、福岡市・大名

プレイベント後半のライブでは、福岡で活動中のバンドの演奏や九州出身アーティストのドローイングが披露され、本番への機運を盛り上げた

 アジアとの交流促進を目指して福岡市などが毎年9〜10月に開くイベントプロジェクト「アジアンパーティ」が今年も動きだした。「音楽都市ふくおか」を広く発信しようと、福岡県糸島市の海水浴場で9月初旬に開かれた開幕イベント「サンセットライブ2018」は1万人以上が参加し、滑り出しは上々。プロジェクトは今年も熱くなるか―。

 今年のアジアンパーティは「アジアと創る」をテーマに、アジアの優れた映画を紹介する「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」(9月14〜23日)▽文化・芸術などに功績のあった人をたたえる「福岡アジア文化賞」(9月19〜22日)▽最先端エンターテインメント体験型フェス「The Creators(ザ・クリエイターズ)」(9月22〜23日)を3大主要イベントに、市中心部で計14事業(9月1日現在)を企画している。

 8月末、福岡市中央区大名にある市の創業支援施設「福岡グロースネクスト」の一室。プロジェクトをPRするプレイベントが開かれ、本番で出品予定のアート作品で彩られた中、市民ら約300人が詰め掛けた。

 プレイベントの前半は3大主要事業をPRするトークセッション。支援施設に入居するアート系ベンチャー「ミリア」の鶴田正人社長、アジア映画商談会などに関わる地元FM放送局「LOVE FM」の三好剛平さん、福岡市のソフト開発ベンチャー「しくみデザイン」の中村俊介代表の3人が「プレゼンター」として登場し、スライド映像を使いながら見どころなどを紹介した。

 福岡国際映画祭は23カ国・地域から約40作品が公開され、フィリピン映画を特集。三好さんは「今、フィリピンがやばい」と声高に語りだし、「2005年以降、ブリランテ・メンドーサとラヴ・ディアスの作家2人を最先鋭に若手監督が続々と活躍し、第三期の黄金時代を迎えたのがフィリピン映画。公開される5作品すべて見応えがある」と熱弁。「福岡という地方都市でクリエイターを育てるヒントがあるはずだ」と訴えた。

 ザ・クリエイターズへの参加を続けている中村代表は、独自に開発した体験型アプリを会場で実演。カメラに向かって両手を動かすと、ギターやドラム、キーボードなどのスタイリッシュなリズムとメロディーの音楽がスピーカーから鳴り響き、参加者たちはびっくり。中村代表は「楽器が弾けない僕にも音楽が奏でられるアプリ。こんなエンターテインメント性あふれるテクノロジーがクリエイターズにはあふれている」と売り込んだ。

 続く後半の企画として、近くのライブハウスでは福岡出身のバンドによるライブなどもあり、参加者たちを楽しませつつ、本番へ機運を盛り上げた。

 プロジェクトを幅広く情報発信するのは世界27カ国・地域に会員約280万人を抱える電子チケット販売大手「ピーティックス・ジャパン」(東京、PJ)。前年度に続き、市のPRパートナーとして特設サイト「Create Our Fukuoka」(『Discover Fukuoka』から名称変更)を通じて全国にPRするほか、アジアの一部にも情報発信するという。PJ関係者は「シンガポールやマレーシアなどアジアからの参加を促してプロジェクトを盛り上げ、元気な福岡をさらに元気づけたい」と話している。

 各イベントの日時や会場はPJの特設サイト(随時更新中)で。



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