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昭和バス26路線見直しへ 佐賀県内 「運転手の働き方改革」

記者:金子晋輔、野村創

 佐賀県や福岡県西部を中心に路線バスを運行する昭和自動車(佐賀県唐津市)が運転手の働き方改革を理由に、佐賀市北部などを走る26のバス路線見直しを検討していることが分かった。バスに代わる公共交通機関の導入を関係自治体と協議し、9月末をめどに結論を出す。運転手の長時間労働を減らし、労働環境を改善するのが狙い。

 同社は佐賀、福岡、長崎3県で200以上のバス路線を展開し、約240人の運転手がいる。路線網を維持したまま長時間労働の是正や休日の増加などの労働環境改善に取り組むと、1・2〜1・5倍の運転手が必要となるという。

 路線バスを運転できる大型2種免許を持つ人材の確保は全国的に難しく、社内では今後、運転手の高齢化も進む。同社は路線を減らすことで運転手の負担を軽くし、多様な働き手の確保にもつなげる考え。

 見直すのは、1便平均の利用者が10人以下の路線が中心。同社は昨年秋、佐賀県や佐賀市など関係自治体に、バス以外の公共交通機関の導入に向けた協議を申し入れた。大型2種免許がなくても運転できる乗り合いタクシーや自家用車による有償運送などを含め、代替交通機関を確保できるめどが付けば、路線バスの運行を取りやめる。

 見直しを検討している路線は、JR佐賀駅と佐賀市富士町を結ぶ古湯・北山線の古湯温泉以北5路線▽富士町内の9路線▽JR佐賀、神埼駅と佐賀市三瀬村を結ぶ三瀬線4路線▽神埼市の広滝スクールバス5路線▽多久−武雄線▽小城市と佐賀駅などを結ぶ北部バイパス線▽小城−牛津線。



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