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スペースワールド閉園 2017年末、施設は解体 開業から四半世紀

2016年12月17日 03時00分 更新


  • 2017年12月末の閉園が決まったスペースワールド=16日午後3時34分、北九州市八幡東区

 北九州市八幡東区東田地区のテーマパーク「スペースワールド」は16日、2017年12月末に閉園すると発表した。新日本製鉄八幡製鉄所(現新日鉄住金八幡製鉄所)の遊休地に1990年4月に開業した九州を代表するテーマパークの一つだが、営業開始から四半世紀超で幕を閉じる。関係者によると、アトラクションは閉園後に取り壊す方針。

 同園は閉園の理由について「諸般の事情」として詳しい説明を避けているが、関係者などによると、土地を所有する新日鉄住金と、園内にあるアトラクションなどを所有する同園側が、土地の賃貸を巡る条件交渉で折り合いが付かなかったことが一因とみられる。

 同園によると、今年8月に閉園を決定。従業員約100人の雇用については「(運営する)加森観光グループ企業への就職などですべて守る」としている。

 同園は総面積24万平方メートル。宇宙体験学習施設やジェットコースターなど“絶叫マシン”と言われる大型アトラクションが人気を集め、ピーク時の97年度には年間216万人の入場者数を記録した。

 だが、他の観光施設との競争激化で客足が遠のき、当時の親会社の新日鉄は2005年5月、民事再生法の適用を申請。同年7月に加森観光(札幌市)に営業譲渡し、運営を継続してきた。同園は13年度以降、入場者数について非公表としているが、正社員を半減させるなど収益構造の抜本的な改善を図り「09年度からは黒字が続き、15年度は経営を請け負ってから過去最高益だった」という。

 北九州市には15日に同園側から報告があり、北橋健治市長は16日、「閉園をやむを得ないと判断した。新日鉄住金と協議の場を持ち、今後の土地利用に関しては市の活性化に資するよう強く要請した」とのコメントを発表した。

 一方、新日鉄住金八幡製鉄所の広報担当者は西日本新聞の取材に対し「北九州市と協議をしながら新たな賃貸先を探していきたい」としている。

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