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バブルに咲いた「マリア」伝説とは 福岡の最新クラブ事情

2017年03月23日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • 福岡市・中洲で昨年10月オープンしたダンスクラブ「美獣 bijou」。最先端の音響や照明、映像装置で空間を演出する(撮影・木村貴之)

  • セクシーな衣装とノリノリの躍りで「美獣」のダンスフロアを盛り上げる「バーレスクTOKYO」の女性ダンサーたち

  • 美獣に登場した「DJ KAORI」。リミックスCDの売り上げ世界一を誇る女性DJで、マライア・キャリーやマイケル・ジョーダンなどスーパーセレブからパーティーDJをオファーされたことも

 若者(15〜29歳)の人口比率、増加率ともに政令市ナンバーワンの福岡市。夜の代表的な社交場と言えば、クラブだろう。つい最近も、ネオン輝く中洲の一角に大型ダンスクラブがオープンしたばかりだ。バブル期に絶頂を迎え、栄枯盛衰を繰り返してきた福岡のダンスシーンだが、今や地元でも知られていない話が多い。いっぱしのクラブ通を目指し、最新事情とディープな歴史に迫ってみた。

■最新クラブは「女性に優しく」

 ある週末の夜。ダンスフロアやボックス席は既に数百人もの客でひしめていた。暗闇を照らすのは、高さ7メートルもある天井から縦横無尽に放たれるレーザー光線と、超特大モニターに映し出される幾何学的なイメージ映像、そしてスモーク。空間にはユーロビート、R&B、ヒップホップ、レゲエなど多彩なジャンルの音楽が大音量で鳴り響き、フロアを埋めた客の体を自然と揺らす。







 ここは、国内最大級のフロア面積(約600平方メートル)を誇る大型ダンスクラブ「美獣(びじゅう) bijou 」。昨年10月下旬、博多区中洲4丁目にオープンした。

 午後9時。DJブース後方のお立ち台に、レオタード姿の若い女性8人が現れた。東京の有名なエンタメ空間「バーレスクTOKYO」所属のダンサーたちだ。音楽は、人気ユニット「三代目J Soul Brothers」が登場するCMソング「Share The Love」。ビートに合わせ、彼女たちが“ゴーゴー”を思わせるダンスを披露すると、男性客は拳を突き上げて縦ノリ、女性客はハイボール片手に横揺れ…。派手に踊る人はいないが、思い思いの“揺れ”と歓声でフロアは熱気で包まれ、盛り上がりは早くも最高潮に達した。

美獣のフロアを取材中、「私たちを撮って」と声を掛けてきた女性2人組。お立ち台に上がった気分のポーズ?(撮影・木村貴之)
「美獣」のフロアの片隅で目を光らせるセキュリティー班の外国人男性。一見こわもてだが、優しく、礼儀正しい紳士がそろう
興奮に包まれた「美獣」のダンスフロア。週末は人気DJらが相次ぎ来演、中洲の夜更けを盛り上げる
「マリアクラブ」のダンスフロア。週末は九州各地から若者が集まり、「かもめ族」「有明族」の言葉も生まれた(1988年)
大きな吹き抜けがあり、当時最先端の音響や照明設備などが備わった「マリアクラブ」のメーンフロア(1991年)
「マリアクラブ」では、レースクイーンコンテストなど当時の世相を映す多彩なイベントが連日催されていた(1994年)
「マリアクラブ」で催されたパーティーイベント。当時流行していた「ねるとんパーティー」とみられる(1990年)
親不孝通りの路地にあったマリアクラブ。系列のディスコや飲食店も並び、路地は「マリアストリート」と呼ばれた(1991年)
「マリアストリート」の今。マリアクラブ跡地(右)には高層マンションがそびえ、かつての面影はない(撮影・木村貴之)
かつて親不孝通りが歓楽街と化したのを受け、福岡県警が1993年に新設した舞鶴交番。マリアクラブの名残といえる?
バブル期に全盛期を迎えたマリアクラブ。ダンスフロアにみなぎった活気が忘れられない人は少なくない(1989年)
時代は変わっても根強いファンがいる福岡のダンスシーン。興奮の体験は職場や地域、時代の活力につなげたい(撮影・木村貴之)
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