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【刺さった一言・学生編】「ブースにいた社員の目、死んでたよ」

2017年03月26日 03時00分 更新

記者:吉武和彦


  • 就職活動が本格的に始まり、会社説明会の会場を埋め尽くした大学生たち=3月1日午前、福岡市博多区のマリンメッセ福岡(撮影・軸丸雅訓)

  • 合同会社説明会の企業ブースで、真剣な表情で話を聞く学生たち=3日1日午前、大阪市

 qBizのコラムでおなじみの「今週の『取材中に刺さった』一言」。経済人の印象深い発言を紹介するコーナーだが、“名言”は何も経営トップだけのものではない。前回のサラリーマン編に続き、今回は学生編だ。

 平日昼、福岡市・天神の飲食店。隣のテーブルに座ったスーツ姿の若い男性4人が、食事をしながら議論を始めた。テーマは就職する企業の選び方。大学生で、会社説明会の帰りのようだった。企業のパンフレットをペラペラめくる姿もあった。

 「やっぱり自己資本率の高さやろ。40%以上あれば倒産しないらしい」と1人が言った。財務の健全性を示す自己資本比率は、高いほど会社の経営が「安定している」とみられることが背景にあるようだ。

 一方で、借り入れを増やして投資に回し成長する企業もあるため、「安定」と「成長」は必ずしも重ならないケースも指摘される。

 このためか、他の男性は「売上高の推移」や「将来取り組む事業内容」を挙げた。

 男性たちは大学の就職相談窓口やゼミの教授から教えてもらった知識や、友人から聞いた情報を次々に披露。話は次第に熱を帯び、笑いも交えて声のボリュームはだんだん大きくなっていった。

 その時だ。これまで黙って聞いていた1人が、話の流れをひっくり返すような発言をした。

 「俺はその会社の社員の顔を見るね。さっきブースにいた社員の目、死んでたよ

 

合同の会社説明会に参加した大学生たち=3月1日、千葉市
吉武和彦(よしたけ・かずひこ)<br />
1971年7月生まれ、北九州市出身。大学を卒業後、福岡市の月刊経済誌を経て、1999年9月西日本新聞社に入社。経済部、宇佐支局(大分県宇佐市)、経済部、東京報道部、北九州本社編集部から、2015年8月にqBiz編集長に。「ガラケー」を使いこなすが、今回の異動を機にスマートフォンの練習を始める。
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