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若者でもネズミでもないのに… 東京のビルから撃退?

2017年06月22日 03時00分 更新

記者:小川祥平


  • 高層ビルが並ぶ東京都心=2011年1月、東京都新宿区

 ピキピキッ、ピキピキッ。東京都心を歩いていると、時々すごく不快な音に遭遇する。うまく言い表すのは難しいが、強いて言うならば、金具か何かで黒板をひっかいたような音。それをさらに高音域にした感じだ。耳の奥に直接響いてくる気持ち悪さも残る。

 ネットで検索すると、似たような思いをしている人もいるようだ。音の正体は超音波らしい。ビルの入り口に発生装置を取り付けていることが多いという。確かにそこは、私が不快な音に遭遇する場所とも一致していた。

 音を発する理由はさまざまな臆測が飛び交っていたが、主な説は「害虫・害獣対策」と「若者よけ」だった。

 「若者よけ」は、コンビニなどで導入される「モスキート(蚊)音」が有名だ。年を重ねるほど高周波域が聞こえづらくなる人の性質を逆手にとって、店の出入り口に不快音を流して若者の「たむろ」を防ぐ狙いがある。

 真相を確かめたい。いつも「音」に遭遇する都内の商業施設に問い合わせてみた。

 すると、担当者は、超音波発生装置を設置していることをあっさり認めた。その上で、こう理由を語った。

 「ネズミ対策です

 聞けば、食品を扱う店舗もあり、「ネズミが侵入すると不衛生ですから」とのこと。若者対策は否定した。

 実際、1年半前のビル建築時に設置して以来、「不快音がする」などの苦情は寄せられていないとし、あくまでネズミ対策であることを強調した。

 ※次ページ(会員限定)は「もはや街中を迂回するしかない!?」

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