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古里PRの音楽ビデオ、高校生とクリエーターが共同制作 宮崎・えびの市【動画付き】

2017年08月19日 03時00分 更新

記者:木村貴之


  • ワークショップ講師の光嶋崇さん(右)と校内を歩き、印象に残る建物の造形や窓の景色を探す飯野高生たち。講義中に生まれたアイデアが、古里PRのミュージックビデオ制作に生かされる

  • えびの高原に広がる宮崎県えびの市。高台の九州自動車道SAから見渡すと、田園風景の彼方に韓国岳や甑岳も一望できる

  • カメラ付きタブレット端末で目に留まった箇所を撮影する飯野高生ら。図書室のらせん階段(上)や、カーブした校舎階段や内壁(下)などに、生き生きした表情でカメラを向けていた

 宮崎県えびの市で、地元の県立飯野高校3年B組の生徒33人と、音楽や映像の第一線で活躍するクリエーターたちが市のPR動画を制作するプロジェクトが始動した。動画の企画と制作は、市が大手音楽・映像ソフトメーカー「ポニーキャニオン」(東京)に委託。4回のワークショップを通じて生徒たちがアイデアを出し、プロのクリエーターたちが3分間のミュージックビデオ(MV)に仕上げて、国内外に発信する。
⇒ワークショップ講師の光嶋崇氏に聞く

 ワークショップは、多くの人の印象に残り、行動を促す「デザイン思考」を身に付けて、物事の捉え方や考え方を養うのが狙い。講師は、東京のデザイン事務所代表で、京都精華大(京都市)のデザイン講師も務める光嶋崇さん(46)。7月から9月にかけて、校舎内で計4回開き、音楽や映像のイメージとなるアイデアを生徒たちから聞き取る。

 生徒たちのアイデアをもとに、ヒップホップユニット「スチャダラパー」のBoseさん(48)が作詞、ロックバンド「サニーデイ・サービス」のギター・ボーカル曽我部恵一さん(45)の作曲で、オリジナルの歌を制作。これに国内外で活躍する映像作家の木村和史さん(41)が映像を組み合わせてMVにする。

 2度目のワークショップが開かれた7月29日。生徒たちは光嶋さんを囲んで校舎内を散策し、建物や空間、景色などに「造形美」を見いだすトレーニングを積んだ。正面玄関の天井にある三角形の天窓、軒部分すべてに校章が入った屋根瓦、図書室の空間を俯瞰(ふかん)するらせん階段―。5、6人のグループで歩きながら目に留まったものにタブレットのカメラを構え、「形が面白いね」「この形にはどんな意味があるんだろう」などと話しながら、次々にシャッターを切っていた。


ワークショップ講師の光嶋崇さん(右)と校内を歩き、印象に残る建物の造形や窓の景色を探す飯野高生たち。講義中に生まれたアイデアが、古里PRのミュージックビデオ制作に生かされる
えびの高原に広がる宮崎県えびの市。高台の九州自動車道SAから見渡すと、田園風景の彼方に韓国岳や甑岳も一望できる
カメラ付きタブレット端末で目に留まった箇所を撮影する飯野高生ら。図書室のらせん階段(上)や、カーブした校舎階段や内壁(下)などに、生き生きした表情でカメラを向けていた
ワークショップでは画用紙がノート代わり。「えびの」で思い浮かぶ言葉を書き込んだ付せんを貼ったり(上)、シンプルなイラストを組み合わせたチャート(下)を作ったりして、感性を磨いた
ミュージックビデオ制作に向け、県立飯野高で7月下旬に始まったワークショップ。3年B組の生徒33人が参加している
えびの市のミュージックビデオを制作するクリエーター3人。(左から)「スチャダラパー」のBoseさん、「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さん、映像作家の木村和史さん(提供写真)
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