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FBで1000回の「遺言」 qBizコラムニスト中村修治さん 連投に隠された仕事術

2017年12月23日 10時00分 更新

記者:福間慎一


  • オフィスがある福岡市・大名地区は多くの人が行き交い、店舗が次々と入れ替わる代謝の激しい街だ。中村さんは「目に映るものは全部、ネタになる」と話す

 qBizのコラムニストとして「深夜の経済学」「大人の相談室」を執筆するプランナーの中村修治さん(55)=福岡市。自身のフェイスブック(FB)に毎日投稿している「遺言」が23日、1000回に達した。「下ネタ」を軸に、ある時は家族像を語り、またある時は社会の矛盾も突く短文は多くのファンを獲得。さぞや頭をひねっているのだろう…と思いきや、中村さんは「そんなに苦労していない」。…本当に?今回は、ちょっと まじめに迫ってみた。

  FB投稿を始めたのは、東日本大震災から2カ月後の2011年5月。「自分にもできることはないか」と考えたという。未曽有の惨事に沈む中、「せめて朝の通勤時間にスマホを見た人を笑わせることができれば」と始めた。

 投稿は毎朝2件。インターネットで見つけた画像や写真をヒントに、自らの言葉を添えた。「いいね!」は30~40件で推移していたが、転機は2011年12月18日。<プロとは、絶頂を迎えてからのプレイにもサービスを尽くす人のことである>という投稿だった。

 この投稿、「いいね!」が4700超、見た人が投稿を共有する「シェア」は2200件に上り、「友達申請」が相次いだ。それからつながりは広がり続け、現在、FB上の友達は約3千人、加えて、中村さんの投稿を読む「フォロワー」は約6000人にまで増えている。

 「継続していることで、みんなついてきてくれる」という。海外出張時でも、闘病中でも、最優先で投稿を続けた。

 1日2回の投稿に「遺言」のタイトルを付けたのは昨年8月。知人に、うどん居酒屋で「それだけ投稿しているなら、番号を付けてシリーズ化した方が価値が高まる」と助言され、このタイトルを勧められた。「死なないのに遺言を言い続ける、という設定が面白い」と深く考えずに始めた。

 投稿数は「遺言」以前を含めれば、すでに総数は5000件近い。それでも「生みの苦しみ」はないという。理由は「自分で考えない」からだという。


「(投稿を通して)もっと広いまなざしを持とう。ということをみんなに言いたいのかもしれない」と話す中村さん
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