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九大玄関口に新たな街 福岡市・伊都キャンパス周辺概要判明 大学と連携、21年度完成目指す

2018年01月08日 03時00分 更新

記者:小野浩志


  • 九大学研都市駅近くで計画されている新しい街のイメージ

 今年秋に移転が完了する九州大伊都キャンパスの玄関口、JR九大学研都市駅(福岡市西区)の近くで進む街づくり計画の概要が判明した。伊都キャンパスに通じる都市計画道路沿いの11・8ヘクタールに、土地区画整理事業で住宅や商業施設、公園、市民の交流空間を整備し、デザイン面などで九大に協力を求める。一帯は2万人近い学生や教職員が行き交う地域に変わる見通しで、大学の活力や頭脳を生かした街づくりの先駆けになりそうだ。

 計画によると、2021年度の街開きを目指す。居住者は1300人程度。場所は国道202号から伊都キャンパスへ向かう都市計画道路(学園通線)の両側で、大半は開発が制限された市街化調整区域。

 駅に近い南側に、賃貸・分譲マンションや商業施設などが入る20階超のビル2棟を建設。地上部にオープンカフェを設け、市民の交流空間にする。ビルの壁面には高画質テレビに使われる有機ELを埋め込み、最新技術で地域情報を発信したい考えだ。

 一戸建ての住宅や公園2カ所、医療機関を配置するほか、伊都キャンパスで開かれる学会の参加者の需要を見込み、ホテル誘致も検討する。周辺は農地や未開発地域が多いため、店舗は自然との調和に配慮する。

 景観やコミュニティーの形成など、街の運営は地権者、事業者、住民が連携する「エリアマネジメント」の手法を採り入れる。

 地権者約100人と福岡市の協議で、今秋の土地区画整理事業組合設立と市街化区域編入を目指し、19年春までの着工を視野に入れる。大手デベロッパーも参画する。関係者は「今回は第1期計画。伊都キャンパスまでの学園通線沿いに活力ある街並みをつなげていきたい」と話した。

 箱崎キャンパス(福岡市東区)からの完全移転によって、伊都キャンパスには学生約1万5500人と教職員約3200人が通う。九大学研都市駅周辺はマンションや一戸建て、郊外型店舗が増えたが、学生や市民が集える場所は少ない。移転をきっかけに、新たな街づくりが広がる可能性がある。

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