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ワンペダル全国で量産へ 高齢者の運転ミス防止 熊本の企業 ブレーキとアクセル一体 注文殺到で生産を委託

2018年01月13日 03時00分 更新

記者:向井大豪


  • 踏み間違い防止のためブレーキとアクセルが一体化した「ワンペダル」の仕組みを説明する鳴瀬益幸社長=2017年12月

 車のアクセルとブレーキペダルを一体化させて踏み間違い事故を防ぐ「ワンペダル」を開発したナルセ機材(熊本県玉名市)が、増え続ける注文に対応するため、今春から全国の工場で委託生産に乗り出す。まずコンパクトカーなど高齢ドライバーが多い車種向けから量産。対象車種を広げ、現在の10倍に当たる年間千台の生産を目指す。

 ワンペダルの形状は車種や年式ごとに異なるため、それぞれに対応する製品の生産設備を、同社が自動車関連部品工場などに提供する。現在、関西の2社と協議を進めている。委託先ごとに対応車種を変え、全国で50車種程度をカバーできる体制にする方針だ。

 現在はオーダーメードで対応しており、月産10台が精いっぱい。高齢者を中心に注文が増えており、受注した70〜80台分が完成待ちとなっている。鳴瀬益幸社長(82)は「九州の自動車関連工場とも積極的に提携していきたい」としている。

 ワンペダルは大きな靴底のような形状。右側面のアクセルバーを右に動かして加速し、踏み込めばブレーキがかかる仕組み。踏み間違い事故の防止効果を見込み、警察や自動車学校主催の試乗会が増えており、2017年10月には岡山県美咲町がワンペダル装着への補助金支給を決めた。

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