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星空空間でエンタメ 福岡市科学館 プラネタリウム×音楽、お笑い…「若者呼び込む戦略に」 全国でも珍しい“融合”

2018年06月05日 15時00分 更新

記者:木村貴之


  • 星雲や星座が満天にきらめく中、音楽やお笑いのライブが企画されているドームシアター=福岡市中央区六本松(福岡市科学館提供)

  • 昨秋開業した複合施設「六本松421」。福岡市科学館は3〜6階に入居し、ドームシアターは最上階にある(撮影・木村貴之)

  • キャナルシティ博多のステージで熱唱するfumikaさん=2015年1月(撮影・中野剛史)

  • 六本松蔦屋書店でメジャーデビュー曲「はじめまして、ばぁちゃん。」を演奏するミサンガ=2月(撮影・木村貴之)

 都会で満天の星を満喫しながら、エンターテインメント(娯楽)はいかが−。福岡市科学館(中央区六本松)が、九州最大級のプラネタリウムを備えた「ドームシアター」で開く音楽やお笑いなどのイベントが好評だ。利用が子ども連れに偏りがちな科学教育施設に若者を呼び込むための試みで、星空の仮想空間とエンターテインメントの融合は全国でも珍しいという。

 科学館は昨年10月、九州大六本松キャンパス跡地に開業した複合施設「六本松421」の目玉としてオープン。プラネタリウムの投影ドームは直径25メートル、天頂部までの高さは最大15・5メートルある。壁面や床にはサラウンドスピーカーを内蔵。リクライニング式の220席の正面に幅13メートル、奥行き最大5メートルの楕円(だえん)形のステージが設けられている。

 イベントは「大人も楽しめる科学教育の場に」と企画。「STARRY NIGHT JAM(スターリー・ナイト・ジャム)」と銘打って、開館間もないころから月2回のペースで夜間に開いている。

 昨年10月のオープニングを飾ったのは福岡県出身の歌手手嶌葵さん。この他、九州で活動する音楽ユニットや福岡吉本のお笑い芸人らが登場してきた。

 ドームスクリーンに星空が広がる中、アーティストらは照明を落とした客席の先でスポットライトに照らされてパフォーマンスを披露。科学館学芸員による飛び入り星座解説などの演出もある。

 イベントには家族連れ以外の来場者も目立つようになり、市青少年健全育成課は「宇宙を漂うような気分を味わいながら、音楽やお笑いを全身で楽しめる点が受けているのでは」。エンタメを生かして科学への好奇心を刺激する作戦は手応え十分のようだ。

 6月以降はスマートフォンに対応した電子チケットを導入、利便性も高める。電子チケット販売大手「ピーティックスジャパン」(東京)と連携し、入場券をインターネットでも販売している。

 30日には、映画「はやぶさ/HAYABUSA」の主題歌などで注目を集めた福岡市出身の歌手fumikaさん、認知症の家族に贈る歌「はじめまして、ばぁちゃん。」が反響を呼んだ福岡の3人組バンド「ミサンガ」のライブを開催。演奏中の拍手などに反応して発光する器具を使ったパフォーマンスも企画されている。入場は中学生以上1500円、小学生以下500円(ともに全席自由)。福岡市科学館=092(731)2525。

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