ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

「ベンチャー、もっと盛り上げる」 事件乗り越え、福岡グロースネクスト入居者たちの決意

2018年07月01日 03時00分 更新

記者:福間慎一、石田剛


  • 開放的な雰囲気のオーセンティックジャパンのオフィス

  • 「オープンなところがFGNの大きな魅力」と話す久我一総社長

 福岡市でIT関連セミナーの講師をしていた男性が殺害された事件から7月1日、1週間がたった。現場になった同市中央区の創業施設「福岡グロースネクスト(FGN)」には、約170の企業や個人が入居している。施設は事件翌日に休館し一時は暗いムードに包まれたが、周辺のコワーキングスペースなどが支援を相次ぎ表明、26日には通常通り再開した。オフィスに戻った入居者たちは「事業を成功させよう」と日夜奮闘している。

◆   ◆   ◆

 「オープンなところがFGNの大きな魅力。事件は残念だったが、施設の雰囲気は変えてはいけないし、変えないようにわれわれも努めないといけない」。2017年4月のFGN開業時からの入居企業で、会員制ヘリ捜索サービスを展開するオーセンティックジャパンの久我一総社長(40)は話す。

 FGNへの入居を決めたのは「直感で刺激的な場所だと思ったから」。施設運営に関わる企業の関係者から情報を聞き、締切前日に入居を申し込んだ。小学校だった建物の中に多種多様な企業が集まる場は、期待通りの刺激に満ちていた。

 「閉鎖的なオフィスで自分たちだけの空間をつくってしまうと緊張感がなくなる。常に他社の息づかいや来訪者の目を感じる環境で『背筋が伸びる』感覚で仕事に臨める」と久我さんは話す。事業も堅調に伸び、契約会員は全国に広がっている。

 5月、FGN内に広い部屋が空いたため、オフィスを移転した。新しい部屋は正面玄関から階段を上ったすぐの場所。人の行き来も多い。「少しホッとしたり癒やされたりするきっかけをつくりたい」と部屋の入り口や向かいの廊下の窓に植物を飾った。事件後、FGNに来る人たちを温かく迎えようという意識が強くなった。

「ここを拠点に、新しいサービスを作っていきたい」と話す柳基憲社長
ADGLAT




九州経済 ニュースの最新記事

そもそもqbizとは?

Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事