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ランドセル商戦 前に前に 「GWがピーク」「夏休みが本番」 保護者焦り 35%「後悔」

2018年08月10日 14時07分 更新

記者:本田彩子


  • 4月から開設されている岩田屋のランドセル売り場。さまざまな色やデザインの商品が並ぶ=福岡市・天神

 来春入学する小学生に向けた「ランドセル商戦」が早まっている。大手ランドセルメーカーの調査では、九州地区の購入時期のピークは7〜8月、特にお盆の時期だというが、福岡市の百貨店では4月から既に売り場が設けられ「今年のピークはもう過ぎた」との声も出ている。子どもが6年間背負うランドセル。メーカーは「購入を焦りすぎず、丈夫さや機能性など、しっかり吟味してから選んでほしい」と呼び掛ける。

 福岡市・天神の岩田屋では今年、昨年より2カ月半早い4月25日から特設売り場を開いた。多くの保護者が2〜3月ごろからカタログなどで入念に下調べして来店。ゴールデンウイーク(GW)には家族連れでにぎわった。「早く行かないと欲しい物が買えない、という認識が広がっている」という。岩田屋は6月に売り場を拡大。既にピークは過ぎたとみて、お盆前に縮小している。

 博多阪急は昨年から4月中に開設。今年は「GWが最大のピークだった」と言う。博多大丸も4月23日に開設、4〜5月のランドセルの売り上げは前年比で倍増した。ただ、ピークはお盆の時期と見込んでおり「子ども、親、祖父母がそろう夏休みが本番」と話す。

 商戦が早まる一方で、購入した保護者300人を対象にしたアンケート(マイナビニュース調べ)では、35%が「後悔していることがある」と回答している。「他の商品を見ないまま買ってしまい、子どもが気に入っていない」「品切れなどの情報に惑わされ早く買いすぎた」という意見が多く、弊害もあるようだ。

 後悔しないランドセル選びとは−。大手ランドセルメーカー「セイバン」(兵庫県)の担当者に聞くと、特に大切なのは機能性だという。(1)側面のマチが形崩れしないか(2)背中部分の素材はクッション性と通気性があるか(3)背負ったときに背中とランドセルの間に隙間はないか(4)重りを入れたときにランドセルが下がらないか(5)反射材は前後左右に付いているか−をチェックポイントに挙げる。

 同社は「工房で作られる本革のランドセルなどは数が少ないものもあるが、多くのランドセルは数がしっかり準備されている。実際に重りを入れて試しながら、じっくり選んでほしい」と話している。

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