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《魅力》「美人の宝庫」と称賛されるワケ

2016年03月16日 03時00分 更新


  • HKT48の兒玉遥。福岡市を拠点に2011年から活動するHKTの中で、福岡出身の兒玉さんは発足当初から先頭を走り続けており、その思い昨年5月の西スポ・ロングインタビューで語っている(写真)。AKB48兼任。

  • 福岡市を拠点に活動するアイドル橋本環奈。ついには映画「セーラー服と機関銃―卒業―」の主演を務め、2月には共演者で同じ福岡市出身の大先輩、武田鉄也と市内の映画館で舞台あいさつした。

  • 百貨店やファッションビルなどの商業施設がひしめく福岡市・天神地区。手前の赤茶色のビルが博多大丸、道をはさんで向かい側が福岡三越。

 福岡市の中心エリア・天神を歩いていると、きっと感じるだろう。「女性が多い」「しかも美人」。決して勘違いではない。福岡ロケをした芸能人だって、そろって発する第一声なのだから。ではいったい、なぜ?

■20代の女性比率は大都市で最高

 「福岡=美人説」を解く最初の鍵は、若い女性の「数」にある。

 日本政策投資銀行が2010年に発表した「若年男女人口比からみえる福岡市のすがた」には驚くべき結果が掲載されている。

 それによると、1990〜2010年にかけて福岡市の20〜30代では一貫して女性比率が上昇。20代に限ると、2010年には女性人口が男性の1.09倍となり、全国の大都市(19政令市と東京都区部)の中で最高の比率になった。

 これが5年後の2015年末ではさらに上昇し、1.12倍に。年齢別人口では、20〜24歳で男性の3万9889人に対し、女性は4万3828人で、3939人多い。25〜29歳では、男性の4万4863人に対し、女性は5万1107人で、6239人も上回った。合計すると、20代では女性が1万178人も多いのだ。

 さらに、20代後半〜30代前半の未婚率(2010年調査)を見ると、男性は全国の大都市で中上位。しかし、女性は20代後半で68.8%、30代前半で49.2%となっており、いずれも最高だった。つまり、福岡市には若い独身女性があふれているのだ。

■「おしゃれな街」を目指して流入

 「美人が多いと思う都道府県」を尋ねたネット調査(2015年、Jタウンネット、回答2835人)によると、福岡が1位。2位は秋田、3位は北海道だった。少なくとも印象論では「福岡=美人説」が全国に伝播していることが分かる。

 それについて考えられるのは、福岡市の都市構造だ。天神を中心とした2キロ四方程度の狭いエリアにデパートやファッションビルがまとまっており、若い女性が集まる。ただでさえ数が多いのに、さらに密度が濃くなるのだ。

 しかも、おしゃれな女性たちが多い。もともと、福岡市に憧れる若い女性たちが増えたのは、バブル期の1989年ごろから。週末、長崎から特急「かもめ」で訪れる若い女性を指して「かもめ族」という言葉も生まれ、商業施設が整備されるたびに「おしゃれな街、福岡」を目指す動きは加速していった。

 若い女性の福岡市への転入も増加。日本政策投資銀行の調べでは、2005年からの5年間で20〜24歳の女性は1万3287人の転入超(転入−転出)だった。九州各県から若い女性がどんどん流入しているのだ。

■ヨガ、エステでさらなる高み

 「福岡=美人説」を解く次の鍵がある。福岡市の調査(2012年)では、女性1万人当たりのヨガ教室、エステティックサロン、婦人服店の数がそれぞれ政令市でトップ。ただでさえ数に勝る女性たちが自分磨きで美を競い、さらなる高みを目指しているのだから、結果は推して知るべしだ。

 地理的、歴史的な要素もある。福岡市には古代、大陸からの使者を「接待」した迎賓館・鴻臚(こうろ)館もあり、大陸の異文化に触れてきた。外に開かれた港町で、今も流動人口が多く、「よそもの」も壁なく受け入れる。

 さらに、商業都市として発展したためサービス産業に従事する女性も多い。外見の美だけでなく、おもてなし上手で物腰柔らかな「性格もいい」女性が多い印象を持つのも当然なのだ。

 福岡市出身の女性芸能人といえば、最近は「天使すぎるアイドル」の橋本環奈や、モデル、女優、歌手の西内まりやがブレーク。ほかにも兒玉遥、山本美月、浜崎あゆみ、酒井法子、牧瀬里穂、小柳ルミ子など一時代を築いた女性が多数いる。

 彼女たちは、多くの若い女性たちが切磋琢磨する土壌によって育まれたトップランナーと言っても過言ではないだろう。
独占インタビュー・HKT48兒玉遥
独占インタビュー・西内まりや
【福岡スタイル】きゃりーも来る みんな「福岡」なワケ

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