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中村修治の深夜の経済学

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「自分探し」は、煩悩である!!!

2017年12月14日 18時00分 更新

記者:中村修治氏


  • 中村修治氏(なかむら・しゅうじ) キナックスホールディングスとペーパーカンパニーの代表取締役社長。1986年、立命館大卒。94年、福岡で独立。大手広告代理店のブレーンにもなる戦略プランナー。Good不動産やJR博多シティのネーミングなども手掛けた。企業顧問や福岡大非常勤講師も。ネット上でコラムを書くと数万のアクセスを荒稼ぎ。フェイスブックでは、毎月15000以上の「いいね」を獲得。



西日本新聞紙上では絶対にできない!

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お悩み相談でも爆走する中村修治が担当します。

中洲好きのサラリーマンも、

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これは、必読でございますよ。


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 最初に、言っときますけど、ワタシは、まだ本気出してません。本気出したら、きっと芥川賞を獲れると思っています。獲っちゃったら終わりそうなので、本気を出してないだけです。(笑)


 ということで、、、この甘美なタイトル「俺はまだ本気出してないだけ」のついた漫画について触れてみる。初刊が出たのが2007年。あれから10年、ワタシが、いまだに本気を出さないワケをここに書いてみたいと思う。





 主な登場人物は、大黒シズオ=漫画家を目指して、バイトにいそしむ41歳。大黒鈴子=シズオの娘。17歳。大黒史郎=シズオの父。3人暮らしである。


 あらすじは、タイトル通り。「俺はマンガ家になる」と40歳で会社を辞めた大黒シズオ。夢を追いかける生活に入ったが、父親からは顔を見るたびに説教され、幼なじみからは本気で心配され、17歳の娘に温かく見守られるばかりか、おこづかいまでもらう。怠惰と自嘲に埋もれたダメな大人の毎日が描かれている。風貌も小太りな中年親父。若いバイト仲間にはからかい半分で「店長」と呼ばれるイタすぎる男。まことに残念な中年のスライスオブライフなのである。


 マンガ家を目指すとかいっときながらマンガを書いたことない。父親から「ファミコンなんてやめろ!」といわれたら「ファミコンじゃねーよ。プレステだよ。」と答える小学生並みの中年。そんなダメな男の話は、読みたくない。でも、あぁぁぁ・・・・やっぱり読みたくなる。そこには、『俺はまだ本気出してないだけ』って、ダメな人間の決まり文句として流通しているだけでなく、そこには、ある種の今どきな共同体を形成できそうな響きがある。それって、何だろうかと考えてみる・・・。






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