ようこそ ゲスト様

qBiz 西日本新聞経済電子版

26億円投じ、入居まだ1社 クレインハーバー長崎ビル、誘致低迷

2018年02月13日 03時00分 更新

記者:重川英介


  • 長崎市出島町の新しいビルに入居したチューリッヒ保険長崎オフィス

 県の外郭団体「県産業振興財団」が昨年末、企業誘致のため長崎市出島町に建設したオフィスビル「クレインハーバー長崎ビル」(6階建て)の入居が思うように進まない。8日には第1号となる「チューリッヒ保険長崎オフィス」の開所式があったが、約26億円を投じた新築ビルへの入居は同社だけで、全フロアを満たすには遠い。

 長崎港に面し、稲佐山を望むロケーション。開所式でチューリッヒ保険日本代表の西浦正親氏は「こんなオフィスで働きたい、と思ってもらえるようにしたい」と胸を張った。2015年に保険契約の手続きや査定に当たるコールセンターを市内に設置。昨年末のビル完成に伴って6階部分に移転した。地域採用を含む従業員140人を、20年までに250人に増やす計画だ。

 同財団によるビル建設は港湾地区に金融やオフィス機能を集積する「長崎バックオフィスセンター構想2020」の一環。1階は観光客を想定した駐車場を整備し、2〜6階の計約5600平方メートルを企業などに貸し出す計画。

 地元の不動産関係者は「民間がオフィスビルを建てる場合、ある程度需要を固めてから実行する。やや甘いと言わざるを得ない」と指摘するが、県によると東日本大震災以降、企業は事務機能やコールセンターを分散させる傾向にあり、現在も複数企業と交渉中と説明。「民間ビルには空きが少なく、誘致を進めるにはビルの整備が必要。20年までには満杯にしたい」(企業振興課)としている。










九州経済 ニュースの最新記事



そもそもqbizとは?

Recommend

ランキング

Recommend

特集 最新記事

コラム 最新記事