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さよなら九電体育館、月内閉館 クイーン公演、ロックの聖地 ライブや相撲、避難所にも

2019年03月15日 03時00分 更新

記者:三重野諭


  • 3月末で閉館する福岡市九電記念体育館=11日、福岡市中央区

  • 1978年、九電記念体育館で開かれたグループ歌手「キャンディーズ」のコンサート

  • 2005年の福岡沖地震の発生後には、玄界島住民の避難所になった

 55年にわたりスポーツの会場として親しまれ、海外など大物ミュージシャンのコンサート会場にもなった福岡市九電記念体育館(同市中央区)が3月末で閉館する。特に1970年代から80年代にかけては、英バンドのクイーンが4度ステージに立つなど「ロックの聖地」として市民に定着。スポーツ愛好家や洋楽ファンらは「役割を終えたとは感じていたが、やっぱり寂しい」と閉館を惜しんでいる。

 体育館は九州電力(同市)が64年4月、創立10周年を記念してオープン。地下1階、地上3階で延べ床面積約7千平方メートル。市内有数の屋内運動施設として、数多くの市民スポーツ大会が開かれた。74年から80年には大相撲九州場所の会場となり、横綱輪島関や北の湖関らが名勝負を繰り広げた。ボクシング世界戦の舞台ともなり、2006年には越本隆志さんが九州のジムから初めて世界王者を勝ち取った。

 03年には九電から福岡市へ建物が無償譲渡され市営に。05年の福岡沖地震の際には、被災した玄界島(同市西区)の住民が1カ月以上、避難所として利用したこともあった。市は建物の老朽化に加え、市が後継の体育施設として位置づける照葉積水ハウスアリーナ(同市東区)がオープンしたことに伴い、閉館を決めた。

 FM福岡によると、体育館にはエルトン・ジョンさんやディープ・パープル、イーグルス、カーペンターズ、エアロスミスなどの海外ミュージシャンのほか、矢沢永吉さん、吉田拓郎さん、山口百恵さん、キャンディーズも登場した。「フレディ・マーキュリーの仁王立ちは圧巻だった。公演後にロビーで洋楽ファンと感想を語り合うのも楽しかった」とラジオパーソナリティーのたけうちいづるさん(71)。「『九電』は全国に知られた会場となり、ミュージシャンにとって、公演することがステータスとなる存在だった」と振り返った。










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